鬼と天国 再 【電子限定特典付き】
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鬼と天国 再 【電子限定特典付き】

お吉川京子/阿賀直己

レビューしきれない

ネタバレ
2021年11月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『鬼と天国』の続編。
前作からの期待を裏切らない素晴らしい作品でした。
…いや、いい意味で裏切られる程素晴らしいと言っても良いのかも。

再投稿です。
初読の際、あまりに感動して、自分には珍しく我を忘れる程興奮して思いのままレビューを書いてしまいました。
でも読後落ち着いて来たら、じんわりとした感動が押し寄せて、改めて何て作品なんだと再び興奮してきてしまう…という。

とにかく、全てにおいてブレが無い。
ストーリーや画力の安定感は言わずもがな。
2人の人柄、愛に一切ブレがない。
今こんな気持ちだろうかと察して、お互いに相手が欲しい言葉を狙わずに自然と言える2人。
全然狙ってない。
そう感じているから伝えた言葉。
ストレートでシンプルだから、相手にも読み手にも伝わるんだと思う。

天国が愛を知ったのだということが、
説明がなくても伝わる。
青鬼が天国をいつも思っているのが伝わる。
「愛してる」って、好きなようで好きじゃない言葉。
でも今回はもうこの言葉しかないと思えました。

互いに埋めたかった隙間を愛という形で満たしていく関係性。
本人が気付いていない小さな心の声もちゃんと拾えるパートナー。
私は女性で男性が恋愛の対象です。
この作品を読んでいて、私もそういう人と出会ってたまたま相手が女性なら、そういう気持ちで側に居たいと思うのかも…と思いました。
2人を見ていて、自然とそう感じました。

2人がどんどん絆を深め、柔らかくなっていく様に、私の心も優しく温かくなりました。
こんなに感動するのに、終始吹き出して笑ってました。
泣いて笑ってでした。

作品の良さをレビューしきれない。
本当に素敵な作品です。

洋服の脱がし合いのシーン…あんなにも優しい幸せなやりとり。もうセリフなど要らない。確かな愛があるもの。想い出しただけで泣けてくる…!!!
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