このレビューはネタバレを含みます▼
初めてこの表紙を見たとき、
ゴーギャンの様ですごく惹きつけられたのを覚えています。
でも何となくハードル高く感じてその時は読まずに去りましたが、
ふと思い出したら急に読みたくなって。
フォローしている方々のレビューの通り、素晴らしかったです。
鳥肌と涙でした。
BLなのかもしれませんが、
そういう意味で感動して泣いたのではありません。
あれほどかつての光を失ったかに見えたマニ。
ゾムがシャッターを切ったあの瞬間、
本当に私にもマニの光が見えましたから…!
愛だ何だを越えてました。
愛にはその先があると思えてなりません。
終始美しい絵に惚れ惚れして読んでいましたが、
このシーンは岡田屋先生の画力に圧倒されました。
ストーリー展開に不満はありませんが、
1巻のボリュームでサヨナラするには名残惜しさを感じました。
是非是非続編をお願いしたいです。
最初は面食らう程インパクトを感じた表紙も、
もう読後に見返すとこれでなければ…と思えますね。
ライアテア、実在する島とのことで調べてみて、作品の深みが更に増した気がします。
この作品でしか味わえない感動がここにあると思います。