In These Words
」のレビュー

In These Words

Guilt|Pleasure

名作にして大作!類い稀な画力とストーリー

ネタバレ
2021年12月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ やっと読めた名作です。
精神的に相当な痛みを強いられる謎解きサイコサスペンスです。
主CPはプロファイリングする精神科医と刑事。
猟奇事件の描写があるので地雷の方はご注意です。
が、読まないのは勿体ない強烈な印象と高揚が待っています。

作者さまはアメリカ在住のユニットという事で、読み口は海外推理小説。言い回しがまさに「英語を訳したよね!」というあの独特な雰囲気です。
個人的にはパトリシア・コーンウェルの印象に近かったです。。。

1巻は謎と痛みでBL味が少ないのですが、とにかく2巻までは読んで欲しい。
謎の一端が垣間見える爽快感で満たされます。
ストーリーは文句の付けようがない面白さ。
に加えてこの凄まじい画力です!
ギリシャ彫刻にアメコミで風味付けしたような、端正で美し過ぎる男性たちが絡まっています。
整い過ぎの冷たい印象もなく、すこぶる魅力的です。
逆に端麗な受けさまが総受け感のあるセック ス好き。
このギャップが画風もあって、とてつもないのです。。。

ただ今4巻で途中で止まっていますが、1巻で抱いた「BLなのか?」が嘘のように攻めさまの愛が苦しくて胸が痛みます。
これは4巻読了後、是非とも即1巻を再読していただきたい。
さっきは見えていなかった事が浮き出してきます。
時間が許せば1巻から4巻を無限ループしていたいです。。。

修正は、トーンや陰影で確実に存在が見えています。
それにしても早く続きが読みた過ぎて泣きそうです。
スピンオフの小説もじっくり読む予定です。。。
いいねしたユーザ19人
レビューをシェアしよう!