花丸漫画 愛のはなし -恋のはなし2-
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花丸漫画 愛のはなし -恋のはなし2-

斑目ヒロ

自分より相手を優先すること

ネタバレ
2022年1月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ まさに愛やね…。
引き止めたい自分の気持ちより、もう会いたくないという相手の気持ちを優先すること。
他の方がレビューでおっしゃってた、いつも通りの自分を振る舞うことがちひろの愛の形というのはきっとその通りだと思いました。客観的に自分を見れて、振る舞う行動を選択したちひろはもう自分の心に振り回されてない。自分の思うがままに行動していた恋の時とはそれが違う。
恋の話、愛の話と通してきっちりテーマ表現される技量に感服。面白い~。

はてさて、以下全く個人的な感想。笑。こちらの作品のレビューも名レビュー揃いで、その中でハピエンを思わせる終わりにならったレビューが多い中で、いや~改めて自分はひねてるなぁ、と思いつつ書かずにはいられない…すみません笑。
これ、多分、この後、律はちひろと付き合うことになったとしても優哉のことを引き摺る。そうしてそれをちひろに見せつけて、ちひろの罪悪感を煽りながらそのことにも自分で耐えられなくなって最終的にまた逃げて浮気しそう。なぜなら彼は弱い人間だから。確かにちょっかいかけたちひろが悪いんだけど、度々体を重ねた時点で律にも大いに責があると思う。結果的に優哉もちひろも傷付けたにも関わらず、どこか自分を悪くないと思ってるからこそ、ちひろにあんな感じで別れを告げることができたんだろう。困難を乗り越えた恋人は結び付きが強いというけれど、修羅場を共有したちひろに対し律が情を持つのは当然と思う。再会した時に、その情を律が取り扱いを間違えないことを願う。どうか、全く関係なく、ちひろを好きでいてくれますように。優哉のことを持ち出さない強い人間になってますように。心配で仕方ない。全くの杞憂の解釈違いであってくれ~と勝手に律を見くびって勝手に心配してしまいました…笑。すみません
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