このレビューはネタバレを含みます▼
以前無料で1話目を読んでからずっと気になっていたところ、フォロー様のレビューでコミックス発売を知り購入しました。幼馴染のDK竣×春斗のお話で、表題作のみ全5話+描き下ろしで合計170ページ。文武両道眉目秀麗な春斗は、幼馴染の竣が好き。だけど春斗に劣等感を抱く竣はなかなか素直に自分の気持ちを認めることができず…。うーん、これは春斗がすごい良い子なだけに、竣のキャラが好きになれるかで評価が変わるところかも…。竣がネガティブで卑屈なのに、春斗が自分から離れるわけはないとかなり慢心しているんですよね。特に竣が春斗で抜いてしまって以降は罪悪感からギスギスした関係になってしまうんですが、それをきちんと春斗に言わないから(言えないのかもですが)春斗は何も知らないまま振り回されていて可哀想になってしまいました。竣は自分に自信がないからぶつかっていく気概がないというか、竣の良いところをあげたエピソードが2〜3あるんですが、自分勝手でネガティブな印象が払拭しきれずでした。フツメンでも別に良いんですが、もっと春斗を大事にしてほしかったかな。お話としては全体的に良くまとまっているし、春斗はすごい魅力的なキャラだったんですが、私には竣のイメージが強すぎたのかもしれません。