あの日、隣で歌っていた 【短編】
」のレビュー

あの日、隣で歌っていた 【短編】

早寝電灯

隅々まで先生の作品だと感じます。

2022年3月31日
セリフやカット、ふとした表情が先生の作品独特の優しさが滲み出ている短編だと感じました。

不得意な明日への期待や重み、環境の変化の不安感。
多分顔を覆いたくなるような孤独を、桜の花びらのような柔らかさとひらひらとした心許なさで描かれているなぁなんて、冬のお話なのに思ってしまった。
事実は変わらないけれども温かい言葉や瞳が傍にあると言う思いだけで人の心は顔を上げて立つことができるのだから愛や恋は素晴らしい。

47ページの作品ですが、2人の出会いから温め合う心や姿まで丁寧に描かれていて余韻まで頂きましたよ。

感謝ですm(_ _)m
いいねしたユーザ14人
レビューをシェアしよう!