片道映画一本分
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片道映画一本分

日乃チハヤ

何と名前をつけるのだろうか?

ネタバレ
2022年8月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公たちは、この後、各々の気持ちに何と名前をつけるのだろうか。
友情?それには足りない、そう思うに違いない。既に他の友人達とは扱いか異なっている。
お互いにとってお互いが"特別"なことは分かっている。
周囲の人達とは裏腹に本人たちがそれを"恋"と名付けるにはまだまだ時間がかかりそうだ…というのが個人的感想です。

はぁ~~~想像しただけでニヤニヤが止まりません!!ニヤニヤというより、ドキドキかも😑
ドキドキが止まりません!!!
一緒にいたいのに、一緒にいても居心地が悪いって、ハラハラする。
考え方も境遇も異なる。せめて趣味が一緒で映画を語り合えるなら楽しいのだろうけど、まだそこまではいってない状態。
考え方が違い過ぎて一緒にいる方が体力使いそう。
なのに、ふと気がつけば相手のことを考えて会いたくなってる。
そんな関係…そんな関係…!!BLだからこそや!!エロエロラブラブBLも大好きですが、こちらのお話のように「それってもしかして恋なんじゃない?」みたいなお話も大好きです。むしろこういうお話の方が、いっそもどかしいほど細やかな心情描写があってたまらなくなります。
主人公たち二人してなんでなんだろう?と自問自答してます。でもそれに答えるよりも本能的に体が動いて会いにいってます。いっちばん恋のジェットコースター状態。理性より本能。理性がまだ追い付いてないから、体と心が一致していて充実してる。もう少し時間が経つと、きっと異性愛者だろう二人は葛藤するんだろうな。特にメガネくんは理論派だしね。

人間って心の中の配置に同じ分類のものを一緒に置くんですって。だから名前って区別するために必要なんです。『友達』のカテゴリーならその中で区別するときに使いますよね。でも二人には名前は必要なかったんです。それって究極のノロケじゃないでしょうか。お互い他の何とも違う場所に置いてたんですから。名前が必要ないほど特別だったってことですよ。うわーーーーー( 〃▽〃)。
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