ポルノグラファー 単行本版
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ポルノグラファー 単行本版

丸木戸マキ

可笑しくも哀しい。佳きドラマ

2022年10月14日
笑えそうで笑えない、笑えなさそうで笑える、哀愁があって退廃的で下らないユーモアに味のあるドラマを乗せてきてくれたBL。スピンオフの『インディゴ〜』が大好きで、そのためにも値下げとなってる今多くの人に今シリーズをお薦めしたい。残酷で、純粋で、不器用で、本当は愛のある、クズ作家の色っぽい主人公が、シリーズ通して痛々しくもありながら愛おしく感じた。かかわる人々はみな振り回されてしまい、ある種受難なところもあるけれど、その受難を避けずに引き受けて生きていく、懐の深い周りの人々の選択もいいなと思った。色々な意味で大人な作品。先生のドラマはいつも面白い。⭐️4.5
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