このレビューはネタバレを含みます▼
魅力的な人外を描く先生といえば墨佳遼先生だと思う。【ナプタム】鳥人×人間。人には出来ないナプタムの無垢の愛し方と覚悟。生きるのに必要なのは食べて寝て愛することのみ。弱肉強食の世界でこれはシンプルにかっこよすぎたわナプタム。私は人間なのに鳥肌がたって鳥の名残りを感じたよ…。【ホムンクルス】これは人造人間と人間の境を探るような作品。生き生きと、だけど淡々と描かれる人造人間たちのほうがよっぽど人間らしく見えてきて切なくなります。とにかく架空の生き物の動きをダイナミックに描かれる先生です。息遣いまで聞こえそうなその臨場感は半端ないです。