このレビューはネタバレを含みます▼
マミタ先生、どの作品も全く違った色だなと感じる所が面白いです。
銀座のテーラーショプ再建の物語。おしゃれでカッコいい2人。そのまま物語を楽しめば良かったのですが、やっぱり歳ですかね。”俺に賭けろ”のテオや最後は職人に頼まないとスーツが仕立てられない生吹…そんな状態なのに融資が通る。これはかなりきつい返済プランじゃ?と、読む手が止まって暫く考えてしまいました。
私の頭の中。
銀座の土地を担保にしても、生吹くんの経歴と彼の事業計画書では融資は通らなかった。勤め時代の人脈も何も役に立たないと判断されたんだろうなと…。
そこにテオが、自身の融資を生吹くんへと融資担当に打診。そんな簡単に考え方を変更するテオに、融資担当は驚いたのでは?と。話を一旦待ち帰り、後日”2人“の事業計画書を持って来るなら分かりますが、あの場であの様な話し方をするテオ、幼いなと😩。
融資が決まってもそれがゴールではなく、始まり。20年計画の8000万〜1億??数%金利だと仮定して、10年で、1年で、ひと月、毎日…と計算すると、1日の売り上げの最低ラインが決まる。
テオの広い人脈で売り上げを伸ばしても、1年続くか…。
若い層より年齢層が上がれば自分にお金を使う幅も広がる…それなのに若い層をターゲット。うーん😌。
2人の融資担当は毎日お店の様子を見に来る。売り上げが伸びているかどうか、ちゃんと調べてる。それが銀行。
あと、生吹が職人としての知識を深めようとイタリア、イギリスに留学ももう出来ない。融資を受けている間は国を離れられない。(旅行は大丈夫)。
出国予定を知ったら銀行に連絡が入る。そして債務を完済するか他に債務者を探さないといけない。
2人が別れる事になっても、病気になっても返済は続く。それだけの事を、あの2人はあんな風に簡単に決めてしまった…。(純粋に2人のスーツ姿を楽しめば良いのですが。…ウンチクすみません😩)
テーラーショプだけが2人の事業じゃないなとも。レストラン兼テーラーショプもありなのかな?と(しつこい私)。
最後に、生吹はエロい! そんなマミタ先生好き!