ワラビー☆ワナビー
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ワラビー☆ワナビー

瀬戸うみこ

ラブコメ大好きマンのツボを押すうみこ作品

ネタバレ
2024年1月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「東京戦慄奇譚」の「先輩の育て方」で、うみこ先生のホラーらしくない明るいくて、どちらも可愛いようで狂っているキャラにツボってから、遅ればせながらうみこ先生の作品を読み返しています。新作の本作も、世界旅行を体感できるゲームとゲーム内のワラビーに救われた一生(受け)が、生きる気力を取り戻してゲーム会社に就職して、その天才開発者相澤(攻め)に何故か気に入られて巻き起こる、変人な天才の一々おかしいツボと、なんだかんだ言って絆される凡人な受けのやり取りのおかしさ、不意打ちに来る天才肌相澤の抱えてきた孤独の救済ぶりといった、笑いと切なさの波状攻撃に、「今回もうみこ節、冴えてるわぁ〜」と、深くうなづきながら読みました。ホントに一体いくつの小ネタを仕込んでいるのか分からないほどの小ネタがてんこ盛り!この小ネタが披露困憊している大人の心をツボ押しして、読み終わったらスッキリサッパリして、BL本が究極のリフレッシュアイテムと化すのがうみこ先生の凄いところ。

そして、前作で作中のお手本BLとして名前が出てきた「男男(DAN DAN)心ひかれていく」( DAN並び…)のスピンオフ作品「男男 DanceStep」をこよなく愛する腐男子八尾が2人を見守りながら同僚として熱くアシストしているのも、めちゃくちゃオモロいし、共感しかない!イケメンで腐男子で敢えて当て馬役を引き受ける活躍ぶり…もうフラグ立ってるんじゃね?と思うほど。是非、次は八尾のスピンオフをお願いします〜!!

それにしても、ワラビー、本当にヨムビーに見えちゃうww。あ、ワラビー×人のシーンはないので、安心してくださいね 笑。

ホンッとに面白い、ラブコメ大好きマンとして、満足満足、の一冊でした!
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