もっと可愛くなっていい【単行本版】
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もっと可愛くなっていい【単行本版】

星ノビル

怜士様が早すぎる…

ネタバレ
2024年1月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 思えば試し読みのときから攻めの怜士様は、早すぎたのです。美麗なドSの鬼上司という会社での姿と、一瞬脳がバグったかと思うようなエプロン姿でかいがいしく料理を作って部下の航を待つ姿のギャップ。
自宅に住まわせている部下の航がM男向け言葉責め音声を聞きながらオ○ニーしている姿を見るや、冷静な顔をしたまま言葉責めをして航をイかせてしまう超絶なテクニシャンぶり。

でもでも、この怜士様、若い頃から手厚い庇護の下育てられた典型的なおぼっちゃまなのです。そんな彼が一体いつ料理を学んだんだろうか?もしかして、航のために料理の勉強して、定時に上がってたのか?しかも実は人生で初めて好きになったのが航で元々ゲイというわけでもないって…え、っていうことは、航が気になるあまりに男同士のあれやこれやを、独学(自習?)で必死に学習したんだろうか…光のような早さで…

なんてことをついつい考えてしまうほど、怜士様の処理速度が早すぎて、最初に受けた印象と次々現れるギャップに圧倒され、その畳み掛けるような展開の早さが心地よいのです。しかも、怜士様が、航に自分にはない謙虚さや健気なところに惹かれたというのもポイント高い。怜士様は、航を好きになることによって、褒めて欲しいという彼の気持ちを受け止め後半甘々のスパダリに変身し(やっぱり早すぎる…笑)、航もM気質という性壁の扉を開いて自己を解放し、怜士様の指導によって仕事スキルも向上し…、と出会ったことで、お互いを高め合う関係性も良きなのです。

これが初コミックスとは、驚きの絵のキレイさ、身体のラインの美しさ!多めのエチシーンでの怜士様の言葉責めのドSっぷりにゾクゾクし、自分の中の何かを目覚めさせてしまいそうになるほど良かったです!できれば言葉責めのお代わり欲しい!繋がるのは、次の巻にお預けだけど、描き下ろしにそのシーンあり。
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