雨月堂アンティーク
」のレビュー

雨月堂アンティーク

露久ふみ

フインキじゃないぞ!フンイキだ!!

ネタバレ
2024年7月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ ずっと読みたくてお気に入りに入れてたらセールのお知らせが!でもレビューみたら『雰囲気は最高』やら『よくわからん意味不明』etc。。。うーんどうしよう、まぁいっか、ワタクシ空気読むの得意なので全身全霊で雰囲気を浴びさせていただきます!!ポチリ。。。まぁ確かにアトモスフィアー作品でした(笑)。でもこう言うの好きです買ってよかったです。美人受けがある日雨宿りのために入った不思議な骨董品店でそこにあるはずのない自分の大事にしていた懐中時計を見つけます。その店は人の思い出を対価に商品を渡すそうです。はい、この時点でもはや意味不明ですね。人から受け取った思い出は手紙になって保存されます。受けが思い出は大切なので渡したくないというと、『じゃあその代わりにぼくちんの子供産んでちょ』って無表情イケメン店主にいきなりお尻に謎の種突っ込まれます(笑)。そっからエロあり、笑いあり、涙あり、ファンタジーありの展開へと突入していきます。何故か店に縛られ雨の日しか店の外に出られない攻め店主。そんな店主のことがだんだん好きになって店から助け出してあげたい受け。攻めも当初の狙いは自分が店から解放されるため受けに子供を産んもらう事だったんですが、段々人間ぽい感情が生まれて受けに惹かれていきます。おぉぉぉぉぉ一体どうなるんだぁ!?この店は一体何なんだぁぁぁ!?って感じの話です。ちゃんとハピエンなのでいいんですが、結局この店の正体の明確な答えはないです。少年ジ◯ンプ的な、『実はこの店は古代、思い出を司る神オモイデーヌが作ったのだ。代々神官に選ばれし者が自らの生涯を犠牲に店を守り続けてきたんだぁ!ちなみに喋るフクロウが式神だぁ!うんぬんかんぬん』的な答えは全くないです。ふわっと攻めは店から解放されて(でもそれなりの代償を払う結果になります。涙)、ふわっとハピエンを迎えます。そもそもこの攻め様、人間、、じゃないよね。。このふわっと感が気持ち悪く感じる方は無理なんだろうなと思います。私はこれくらいのふわっと感なら許容範囲だし、なんせ絵が綺麗だし、エロも結構エロティック(修正は白塗りだけど)だし、2人が無事ハピエンを迎えられたので買ってよかったなと思います。人気作家さんだし、結構前の作品なので既に読まれている方多いと思いますが私のようにまだ読んだことなくてふわっとした話が無理じゃない方は読まれて損はないかと。
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