このレビューはネタバレを含みます▼
akabeko先生って闇のある作品が多いのに、こんなほのぼの癒やし系も描いていたんですね!あとがきを見ると2015年のデビュー時に1話を描き、のちに続きを描いたとのこと。本作が1話完結型で繋がるちびまる子ちゃん方式なのは、そのためなんですね〜。納得。
タケシ(タケ)は嫁に逃げられたシングルファーザー。タケル(コタ)の入園する保育園にいた保育士で中学の同級生アオトと心を通わせ、家族になっていくお話です。
元ヤンのタケが良いパパをしようと頑張る姿にグッとくるし、コタに別の人を「パパ」と呼ばれちゃう切なさに胸が痛くなるし、アオトに愛されてることを実感して幸せを噛み締める様子に「良かったね」とまた泣ける。1話完結型だからこそ、1話ごとに胸が熱くなる話でした。
タケがお母さんを「バ◯ア」と呼ぶから最初は不仲なのかと思ったけど、めっちゃいいお母さん!(呼び方は改めたほうがいいと思うけど笑)。自分が母の立場だからか、このお母さんの存在が光って見えましたね。素晴らしい!
第1話では、昔の同級生だからって息子が通う保育園の先生と連絡先を交換してもいいのか?とその後の展開にちょっと不安を感じましたが、杞憂でした!すごく良かった!!ただタイトルはややこしいので「タケとコタとアオト」でいいと思った(笑)