灯台守とかもめの子
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灯台守とかもめの子

吾妻香夜

これは惚れるわ……すごい…

2024年8月11日
うわーーーー、すっごい。
今回の吾妻先生の新作、凄まじいです。
圧倒的画力で描かれる、本格ファンタジー。
ゾクゾクするほど面白かった。

満潮になると孤島になる灯台で、灯台守をしている男が主人公。
嵐の日に拾ったカモメの雛をきっかけに、主人公の周りで不思議なことが起こり始める。

人物の年齢をきっちり描き分ける、吾妻先生の画力の高さ。ぶち抜きの大コマでダイナミックに魅せる、迫力のシーンの数々… 全てが見事。
圧倒的な画力、活き活きしたキャラ、疾走する物語――。
「親愛なるジーンへ」とは全く違うテイスト。
だけど、「親愛なるジーンへ」の上巻を読んだときのような、名作の予感がひしひしとします。

ストーリー重視で、ファンタジー好きな方は是非是非是非読んでみてほしい。
私は物語の中に入り込みすぎて、ちょっと酔いました。本当に素晴らしかった。

二人はまだ出会ったばかり……
刮目して次の巻を待ちます。
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