神様なんか信じない僕らのエデン
」のレビュー

神様なんか信じない僕らのエデン

一ノ瀬ゆま

ふむふむと読んでしまう面白さでした✨

ネタバレ
2024年8月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ オメガバース創世記、という言葉に惹かれて読んでみました。

普通の高校生なのにある日突然、はぁはぁと。何だこれは…と高校生2人の突然の変化の始まりは、めちゃくちゃはぁはぁで。はぁはぁなんだけど、ふむふむと読んでしまう。普段の日常から突然Ωとαの性の始まり+発情は…何というかビッグバンの様だなと。読んでいるコマほとんどがはぁはぁなのですが、ふむふむと読み込んでしまった物語でした。

そのシーンも最初は戸惑っていて。それが可愛いんです。男の子と男の子なんだから…と。そう思わせてくれる描写というか。気の使い方も男子高校生らしいなと可愛いくて。なのに抗えず欲情する2人が圧巻でした。

ある日突然壮大な変化が起こったとしたら、それはこんな風に日常の中の小さな変化なんだろうなと。
担任の先生は、α、喬を勝ち組の様に言っていましたが、社会の中で勝ち負けが起こるのだと思ったら、もう2人の変化が起こった時には大多数の人間がβ化し、そこからΩとαが生まれたのかな?と思ったり。この2つ目の性が生まれた理由を考えさせられた上下巻でした。

2巻…下巻でその変化は世界的に起きた事、と。まだ人類は知らないけれど…からの2巻。α性に目覚めた肉体の変化の描写が良かったです。それはまた思考までも変わるという。そして何よりΩ(西央くん)がめちゃくちゃ美しくなっている😩

3巻…2回目の発情中。何故αはΩに逆らえないのかを見せてもらった様な描写でした。喬の両親を見ていたら、なんとなく母親の方にはα性の因子があるのかな?と思ったり。じゃあ父親は?弟は?と。しかしそんな事も吹き飛ぶ西央くんの艶よ!! 美しすぎます😩
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