Happy Birthday ちとせくん【電子限定描き下ろし付き】
」のレビュー

Happy Birthday ちとせくん【電子限定描き下ろし付き】

上野ポテト

途中まで結末が読めなかった

ネタバレ
2024年8月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ これはね…出来ればネタバレで読んで欲しくて…
千歳と高鷹の高校時代。ゲイであることを自覚し始めた千歳のもとに現れた高鷹。
バッテリーを組み、付き合い、そして大学と、高鷹とずっと一緒だと思ってたのに、突然、高鷹の第一志望が東京だと知る。そして他人越しに知る高鷹の次々。
千歳はそれでも高鷹と一緒が良くて、咄嗟に自分も志望校が東京だと言ってしまうが、高鷹の反応はイマイチ。
あまりにも大切なことを言わずな高鷹にブチ切れた千歳は勢いで「もうお前なんか知らねーよ!」と言い放ち、そこからお互いに近寄らず話さず。
そして一浪して東京に行った千歳。
時は流れ20歳の誕生日。バイトを辞めることになり、あまり仲良くなかった同僚のバイトらが送別会まで開いてくれて。居るだけの送別会だったけど、良い誕生日だな〜と思ってたら、密かに良いなと思ってた?男性が実はクズだと知って、やっぱり良くない誕生日だな…って思っちゃって、その流れで高鷹を思い出して。
何か無性に高鷹に会いたくなって…と言うお話。
過去の話がメインですが、今現在の千歳とか、高3とは違う千歳とちゃんと対比されてて、その中で「嗚呼…わかるな…」という人間関係までリアルに書かれてて。
だからこそ、高鷹に会いたいと勇気を出した千歳のその先が苦いのか甘いのか、本当に分からなかった。
苦さで来てもあまりに自然。だからこそ、最終回読み終わるまでは緊張してました。
んで、書き下ろしで離れてた年月を実感したわけです。
てか何となく…致す事になんか慣れてるような…別の人らで経験あったりする…?どうなんかなぁ…でもこの独特な空気感がリアル…

凄くよかった。ココまで来たら、2人の離れていた時間が見たいな…特に高鷹。純粋な気持ちがさ…捨てられなかった誕生日パーティ用品。いつか共にって東京にまで持ってきて…ただ高鷹も勇気がなかったんだよな。本人不在の誕生日ケーキもさ…
嗚呼もう、本当に最期まで良い意味で裏切られた。凄くよかった。紙の特典全部ほしい〜…
素晴らしい作品ありがとうございました!

★レビュー書く時は何度も読み直して書いてます。ご意見頂いた方から、作品と先生が大好きだと言う気持ちがとても伝わってきます。私もこの作品が大好きで書かせて頂いた、ただの塵芥の感想ですので皆様今後も変わらずご自由に。もし先生にご迷惑かけてたら申し訳ない。擁護頂いた方、感謝です。
いいねしたユーザ61人
レビューをシェアしよう!