グローブの下！！

ネタバレ

2024年8月24日

このレビューはネタバレを含みます▼ 今回もやってくれましたねポテト先生。
ドライアイならぬドライハートのお年頃乙女に潤いをもたらすギュンギュン切ない初々しさ100％のラブストーリー！！
しかも高校球児とかありえんほどど真ん中ストレートに投げ込んできましたね。
ええ受けますともどんな球でもキャッチングおっけいです。
ばっちこ～いですわ。

誕生日を基点に過去と現在がいったり来たり主人公の記憶や思いで綴られてお話が進みます。構成が上手い！！緩急とはちょっと違いますが読者の心わしづかみですよ。

そして終始主人公千歳君からの視点なので、それはそれはもどかしく切なく悲しく幸せです。
お相手高鷹君の視線や言葉、自分の思いや行動がどう見えていたかではなく自分のみにあるんですよ。
偽りなく寂しくて幸せなんです。
表紙や各セクションの扉絵がとにかく印象的。
読み返す都度、グッと心に刺さります。

BL高校生結構サクッと事におよんでしまったりする気がしますが、このふたり、まぁ可愛い。
グローブの中での会話や興味津々で入ったホテルや、性欲は満タンなんですけどもじもじして食欲にはしったりｗｗ
可愛さ最高だなおい～ｗｗ

そして、最終幕。
これまた高鷹君の表情や行動で彼の今までの思いがぐぐぐぐっと心に刺さり泣けてきました。
最高のはっぴーばーすでーとぅーゆーですよ。
こんなにかわいい一途な彼氏おるか？おらんだろ？？
臆病だけど可愛いかわいすぎる彼氏でほんと泣けてきちゃう。
でももうちょっと勇気を出してくれぃ千歳が踏ん張れない時だってあるんぞ！
っておかあちゃんは言いたいね。

「かつとし」で先生の作品に吸い込まれたままポテト渦から逃れられません。
今回も堪能致しました。
感謝です。
「Happy Birthday こうたかくん」(間違えて”たかとうとか書いちゃったｗ誰じゃいｗ”)が出版されることを夢にみることにします。

＊＊230ページ＊＊