後宮の獣は愛を孕む【電子限定描き下ろし漫画付き】【コミックス版】
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後宮の獣は愛を孕む【電子限定描き下ろし漫画付き】【コミックス版】

じんにくれーちぇ

絵と世界観とキャラデザインに一目惚れ。

ネタバレ
2024年9月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ SNSで見かけて、その美しい絵と世界観に一目惚れ。
初読み作家さまでしたが、新刊自動購入の登録をして配信を楽しみに待っていました。
とにかく絵と世界観、キャラデザインが素晴らしいので、これは是非多くの人に見て欲しい!

これまで数多くの人外BLを読んできて、人間の姿をベースに、耳や尻尾が獣化するケースは馴染みがありましたが、脚や胸まで獣化するのは初めてかも。……イイ……🖤めっちゃイイ……。もしかしたら好みが別れるところかもしれないけど、個人的にはどヘキでしたね。

保身の為に利用しようとした相手が、愛すべき大切な存在になっていく…というストーリーは王道だけど、そこに行き着くまでの涙星の経緯はあまりに辛く残酷なものでした。愛に飢え、愛されたいと思う以前にただ安全に生きる為にも心を殺すしかなかった生活。そこに突如現れた純粋で真っ直ぐなテンゲルとの日々は、涙星にとってどれだけ楽しく、愛おしいものだったろう。徐々に惹かれ、掛け替えのない存在になるのは、必然のことだったように思います。
亜人にあれだけ暴挙の限りを尽くした陛下の最後はアッサリ過ぎた気もするけど、良いです。早期の退場を念じてましたので。当然の報いということで。
幸せ溢れるテンゲルと涙星の笑顔を見られて良かった。途中ハラハラしますが、温かい気持ちになれるハッピーエンドですよ!!

……ここで修正について述べさせて頂きますと。
何も見えん。白抜きが憎い。エッチなシーンはストーリーのテーマ的にも多いし超濃厚なのですが、なんせ見えん。この類稀なる画力で描く、そのシーンの細部が見たかった…(スケベ)。じんにくれーちぇ先生の前作はオトナ版もある模様。(速攻カートにin!)何卒こちらもオトナ版をお願いします笠倉出版社さま!!
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