自分の物語を生きるには





2024年10月23日
白線のギリギリに立ってる人たち。追い込まれた人間が感じる自分がなくなっていく感覚を主人公がしっかり体現してて、その相手がなんで化け猫なんだって不思議が、でも不思議でもない面白さ。
目の前で手を叩かれてハッとするような、化かされたのにそっちのほうが正気なような。心を殺して、その方が楽だからと無にした心が動く瞬間は生きてる実感そのもの。
コロナ禍で政府に芸術や娯楽が蔑ろにされたけど、それこそが人間たらしめるのだと確信してるのに募金やクラウドファンディングに参加するしか出来ず。現を抜かす心の余裕。それを踏みにじる社会。
喜八が語る物語も、そしてこの物語自体も、心を殺すなと謳う。物語の二面性、多面性。何を語り、何が語られていないのかを考えることでその世界の全体像を想像する。誰もが自分の物語を持っていることを、自分のため他人のために忘れてはいけない。生きることはもっと希望に満ちていたっていいのに、苦しみ耐えることが美徳とされる社会の犠牲者になってはいけない。
こういうテーマの作品に出会うと自ずと作者さん自身の物語を語る上での覚悟や自戒のようなもんも含まれてるんだろうなと感じますね。
レビューちょろっと読んだけどBLなのが勿体ないて書いてる方もいますが、異種間ラブストーリーってBLに映えるなあと思いました。そんな性別なんかにいちいち囚われんなよって軽くいなしてる感じが気持ちいいし合ってます。猫だまし、効きます!
目の前で手を叩かれてハッとするような、化かされたのにそっちのほうが正気なような。心を殺して、その方が楽だからと無にした心が動く瞬間は生きてる実感そのもの。
コロナ禍で政府に芸術や娯楽が蔑ろにされたけど、それこそが人間たらしめるのだと確信してるのに募金やクラウドファンディングに参加するしか出来ず。現を抜かす心の余裕。それを踏みにじる社会。
喜八が語る物語も、そしてこの物語自体も、心を殺すなと謳う。物語の二面性、多面性。何を語り、何が語られていないのかを考えることでその世界の全体像を想像する。誰もが自分の物語を持っていることを、自分のため他人のために忘れてはいけない。生きることはもっと希望に満ちていたっていいのに、苦しみ耐えることが美徳とされる社会の犠牲者になってはいけない。
こういうテーマの作品に出会うと自ずと作者さん自身の物語を語る上での覚悟や自戒のようなもんも含まれてるんだろうなと感じますね。
レビューちょろっと読んだけどBLなのが勿体ないて書いてる方もいますが、異種間ラブストーリーってBLに映えるなあと思いました。そんな性別なんかにいちいち囚われんなよって軽くいなしてる感じが気持ちいいし合ってます。猫だまし、効きます!

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