漫身創痍
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漫身創痍

野良おばけ

漫画家という生き物

ネタバレ
2024年11月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本当に女性ジャンルなのかという青年漫画のような迫力と泥臭さ。衝動で描き殴る天才明日馬と、知識と技術と努力で描く秀才西風がタッグを組んで共に歩む漫画家ストーリー。信念、矜持、情熱、苦悩が吹き荒れ、作品から溢れ出るパワーが凄い。最終巻である3巻はまさに満身創痍。人に戻った孤独な天才が選んだ道は、満たされ目の当たりにし延いては失った西風の一歩を促す。魂の鍔迫り合いと熱を帯びた二人の結びつきにすっかりあてられました。他の登場人物も信念を持ち魅力的なのですが、硲さんのことだけはもう少し知りたいような全く知りたくないような。
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