おまえの靴を履いてみる【合冊版】
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おまえの靴を履いてみる【合冊版】

望月わらべ

キヨの明るさに救われる

ネタバレ
2024年12月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ イケメン陽キャのキヨ×儚げ美人DK・律。1巻は1~8話で216ページ、2巻は9~15話+描き下ろしで219ページ、3巻は16~22話+描き下ろしで198ページ。完結ではなくまだまだ続きます。が、今すぐ読んで欲しい!私も実は表紙にはあまり惹かれなかったんですが、フォロー様のレビューを見て気になって立ち読みしてみたら、すごいハマってしまっていました。こちらの出版社さんはたびたびセールとかクーポンが出るので、気になる方はそういった機会にぜひ!
さて本作品は、DKキヨ×律のお話なんですが、もうキヨがすっっっっごい推せます。粘着質ストーカーな幼馴染み・的場のいなし方とか、律の母親とか的場みたいに自分の意見をただ押し付けるだけじゃなくて、ちゃんと話を聞いて寄り添ってくれる。真っ直ぐで誠実なだけじゃなく、頼りがいがあって(Gを躊躇なく退治できるのも格好いい!)、しかもめっちゃ格好いいです。元カレがきっかけだったとしても読書が好きとかギャップも良いです。というか的場が律を見る目付きがもうすごいねちーっとしてるし、律の母親の取り乱し具合も常軌を逸してるし、物語のダークサイドはすごい闇なんですよ。でもその闇を垣間見てうわーっとなってたら、キヨ×律の明るさに救われて、そのアップダウンもストーリーの良いスパイスになってます。母親も的場も歪みきってるので矯正はできないと思うのですが、この先どう落としどころをつけるのか?すごい続きが楽しみです。
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