僕をこんなにしておいて【単行本版】【シーモア限定特典付き】
はなぶさ数字
このレビューはネタバレを含みます▼
これは参りました!そう来るのか?と唸らせられました。最終はハピエンですので、安心してほしい👌
主人公は8年ぶりに育った町へ戻ってきた斧塚薫(旧姓、阪上)。彼は叔母の弁当屋の手伝いを始めていた。地元では元カレ?と出会ったり、あまり良い思い出のなさそうな感じ。そんな時、弁当屋の得意先で小説家の石清水と出会う。
石清水は男と激しいプレイで欲求を解消する嗜好の持ち主。そして斧塚を気に入り、事あるごとに口説き始めて物語は進んでいく。
読了して気づいたこと、色々。
小説家で言葉を駆使できる知性がありながら、肉体は乱暴に扱われたい石清水。性欲や嗜好に隠された本音があると思える。
暴力を振るうことで好きな人や学校、職場をなくした斧塚。硬派で情に深い、心の痛みを知っている人。お弁当屋を引き継いで行くようなので、美味しいお弁当が沢山の人に届くといいな
そいでもってこの作品もたくさんの人に読まれてほしい。
いいね