このレビューはネタバレを含みます▼
春日井亜依人は、10歳の時の一目惚れで人魚姫だった前世の記憶が蘇ります。恋を叶えようと魔女と取引をして声を失い一足ごとに脚に激痛が走った記憶は呪いとなり、好きな人を前にするたびに蘇って亜依人を苦しめ、亜依人は学校にも行けなくなってしまったのでした。恋をしないと決めて10年経ち、ファッションを専攻する大学生になった亜依人の前に、再び恋をしてしまいそうな相手が現れます。距離を取ろうとする亜依人でしたが、サウンド学科の橘徹は亜依人の歌をSNSで聴いてぜひボーカルをして欲しいとアプローチしてくるのでした。好きな人を前にすると声が出なくなり脚に激痛が走る亜依人の呪いをなんとか解こうと一緒に考える明るい男の娘•瑞貴が良いキャラです。徹のモテっぷりもいかにも人魚姫の王子様らしく、浦島太郎や幽霊船など海に関するファンタジックなモチーフからのクライマックスの海中シーンがとてもきれいでした。エロなしです。