花にして蛇シリーズ
」のレビュー

花にして蛇シリーズ

オンリー・ジェイムス/市ヶ谷モル/冬斗亜紀

一先ず1巻のみ

ネタバレ
2025年3月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 原題は「Necessary Evil 」必要悪、それが「花にして蛇」ですから邦題は随分と格好いいなぁと思います。『蛇』は兄弟皆んな蛇のタトゥーがあるからでしょうか?原作のシリーズは7巻兄弟全員分あり3巻はアティカスが主人公で「Moonstruck」4巻はアサの「Headcase」5巻アヴィの「Mad Man」6巻でアーチャーの「Lunatic」とそれぞれカップルになって行くようです。7巻はエイデンの「Maniac」ですがそのお相手は父のトーマス‼︎ その他にも番外編で3巻と4巻の間、カリオペの息子のお話しもあります。これからどんどん翻訳されて行くのでしょう、楽しみです。

中高生向けに書かれた作品でしょうか、読み易かったです。アダムとノアはお互いに一目惚れってやつですね。そしてこの2人何だかんだ言って中高生の初めての恋と性愛を知った子供のようで可愛いです。致してばかりですし、この辺りは海外BLにしては珍しく国産BLのようです。アダムは人を愛せないと言うけれど、ノアに対するあれが愛でないと言うのなら愛って何なんでしょう?

犯罪行為に関わっていた多くの人達は最後派手に殺されて終わりましたが、あれが全員ではなかったはず。まだ制裁を受けるべき人間が残っているのではと思えモヤモヤしたままの事件終結でした。ノアの復讐が終わったからそれでいいの?
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