このレビューはネタバレを含みます▼
かわいいタイトルにかわいい表紙。その中身は・・・切ない愛で号泣。。。めっちゃ爪隠れてます。
職場で昼休みにうっかり読んだもんだから、あわててトイレに駆け込んで涙ふきふき。危なかった・・・
家族の愛を知らないお坊ちゃん煌成と幼い頃からずっと一緒にいる使用人の孫、紬。そして煌成に護衛として仕える双子の莉麻と莉生。1話ごとにそれぞれ誰かの目線でのモノローグで、色んな角度から物語が見えて進んでいく構成が新鮮でとても良かったです。
紬はこの世で一番優しいんじゃないかと思うほど純粋で心もきれい。みんな紬が大好きで幸せになってほしいんです。そして誰よりも紬を幸せにしたい煌成ですが、この坊ちゃん心余りて言葉足らず・・・紬が自分の世界の全てで、紬のためにめちゃくちゃ色々やってあげてるのに何にも伝わってない。というより伝え方を知らなさすぎて拗らせる。クソ毒親のせいで途中腑抜けになった煌成が痛々しくてかわいそうで、どうか報われてほしいと願わずにはいられませんでした。そばで見ていた双子もさぞかしもどかしかっただろうなぁ。そんな中莉麻(双子姉)のパンチが効いてます。お姉ちゃんナイス。
さきっぽて何?何かのプレイ?性癖?って思っててごめんなさい。
つむぎくんのさきっぽからは、母性、優しさ、労り、癒し、愛情、煌成が欲しかったもの全てが溢れてたんだと思います。双子に見守られながらいつまでも幸せでいられる2人です!
おまけいっぱいついてました。お得です。