ラプンツェル王子の通い妻
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ラプンツェル王子の通い妻

小中大豆/麻々原絵里依

これが攻めザマァか。。

ネタバレ
2025年5月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ BL小説。たしか昔のBLアワード小説部門にノミネートされてたかな。

丘の上の一軒家で日常生活ができないくらい制作に没頭する年上の画家さんに週末通いで献身的なお世話するリーマンくん、出会った時は大学生だったのでなんとか世話ができてたけど、自分が就職してからもずっと尽くす生活は変わらず、いったい自分の存在ってなんだろう、って考え始めてしまうお話。

攻めザマァって、いう言葉の語呂が個人的になんとなく好きではなくて、しかも攻めが痛い目に合うのをスカッと喜んで読むってのが趣味ではなかったのですが、が、が。当て馬モデルが出てきたところで、この攻めくんは多少は痛い目にあうべきだと思いましたね。。ぜったいに合わないだろう仕事をする彼がすごく痛々しかった。それをみても私は別にスカッとはしないんですが。

でもこれ、ア◯ぺルガーとカサ◯ドラ症候群のひとたちのお話として読めてしまう…後半痛い目にあって改心したけど、それはフィクションだからで、リアルにあったら難しいんじゃないかな〜と思ってしまった。
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