口入屋兇次
」のレビュー

口入屋兇次

岡田屋鉄蔵

硬派な時代物

ネタバレ
2025年5月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 岡田屋鉄蔵先生の別作品・“千”に魅せられ、骨太な和の世界に浸ったままこちらも拝読。
江戸時代、口入屋(今でいう人材斡旋業)の兇児たちと、彼らが関わっていく弱き立場の人々が織り成す物語。

私が感じたことはほぼ全てレビュアー様方が書いて下さっていますが、この作品の良さをどうしても文字にしたためたくて…!
作画の素晴らしさは言わずもがな、悪には罰を、弱者には光を。辛酸を嘗め尽くした人々が這い上がっていく様が清々しくて。
読後には本当に“必殺シリーズ”のような爽快感があります。もっと続きを読みたいのに、これで完結とは…。たった三巻だなんて勿体ない作品です。
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