このレビューはネタバレを含みます▼
はじめにフォロー様ありがとうございました。
いやほんと、どちらさまですか?こんな名作発掘されたのは。
単行本になったら間違いなく買っちゃう。
世間知らずで高圧的なお坊ちゃん数学教師・塩野谷×魔性死にたがりの国語教師・御月。設定がすでに好きすぎる。
2人とも坊ちゃん学校出てるので育ちはいい。
塩野谷なんか特に坊ちゃん特有の素直さが光ってます。まっすぐ過ぎて笑っちゃうほど行く道にも過ぎた道にも光の筋が残ってそうなほど光属性の男。
対して御月先生のひねくれて面倒でかわいい事といったらもう!大好きなキャラです。受け厨歓喜。
生徒たぶらかすわ、人をもてあそんで反応確かめるわ、やってることはまさにメンヘラで一見すごく荒んでる・・なんだけどそうなったのはおそらく大変だった思春期からで、素は真面目でいい子だっただろうなっていうのがじわっとわかる。
じゃなきゃあのモダモダ感と面倒くさかわいい感は出せないと思うんですよ~そこらへんなんとなく元来の育ちの良さを感じさせるし、塩野谷が堕ちていくんじゃなくて御月をひきあげていくストーリーに整合性がとれてるのかなと思います。小悪魔なのは性格もあるでしょう。
個人的にはああいう受けに攻めが浸食されて一緒に堕ちていくパターンも好きなんですけど、たまにスイッチ入ったようにお試し行動みたいなことする御月ちゃんに、あらかじめ何パターンも対応策を練るという理系特有の変人塩野谷の流れが夫婦漫才みてるみたいですごく面白いので、この2人にはこのまま塩野谷光ルートを歩んでハッピーエンドを迎えてほしいです!