このレビューはネタバレを含みます▼
エルフや魔法が存在する世界での過去の記憶を持ったまま現代に転生する、異世界転生の逆パターン。中川先生作品らしくテンポ良いストーリー展開で生々しいエロもしっかりあります。エチの時の擬音のバリエーションの豊富さに感動。基本的には好きな作品だけど、コメディー色が強くてドタバタ感が強すぎる気がするのは少し気になる。
主人公・初と周りの多くの人が転生を繰り返し同じ運命を辿るという強力な呪い。こんな強力な呪いのきっかけが意外にショボくてびっくり。王女は何かに操られてたとかじゃなくて単に妬んで周りの噂話に乗せられて唆されただけって事だよね。それに聖騎士長になろうかという優秀な騎士だったウィルナードの最期もあっさりで拍子抜け。王女に対する忠誠心から反撃できなかったとかでもないし。現代での初の両親は元国王と王妃なのに元王女であるストーカーとの関わりが全くなかったのも設定活かせてない気がして勿体なかった。
ページ数が足りなかったのかな、設定が活かしきれていなくて過去パートのストーリーが浅めで色々惜しいな〜って思うところはありましたが、絵は相変わらず最高でした！
星4.5
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