「彼氏が欲しかった
」のレビュー

彼氏が欲しかった

たうみまゆ

本物の恋を知る為のセカンドチャンス!追

ネタバレ
2025年8月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 後悔を含んだ意味深なタイトルに惹かれ、まず1巻を購入。いきなりの修羅場で困惑しましたが、読み進めていくと自分自身に蓋をしてきた不器用な40代のリアルな現実と非現実とが絶妙に絡み、気づけば2巻まで購入。
初めての作者様でしたが、ストーリー運びが上手く始まりこそ強烈なインパクトがあったものの、高井がどんな選択をしてその先どんな未来が待っているんだろうと、俄然興味が湧いてきまして。
また、ふと出た映画のタイトルに懐かさを感じてしまう自分もいたり‥もう20年以上前か‥と遠い目(笑)

本来なら記憶を初期化するところが、体は20代・心は40代のちぐはぐなまま、半ば混乱しつつ過去の反省踏まえて前向きに進んでみたら、今まで見えてこなかった新しい世界が広がり、未来は確実に変わってるんだと実感。

高井の性的マイノリティを確かめてくれた槇尾、そこから今まで縁のなかったタイプのミュージシャンのカスミへ繋がり‥
性別問わず惹き付けてやまない色気を振り撒いてくるカスミが、まぁ魅力的!!前髪重めなあご髭ちょい悪な風貌が大変好み!もれなく私も落とされました。
苦い初恋と苦手だったラブソングを手掛けたカスミの心とのオーバーラップ‥完璧で非の打ち所のない男の古傷が切なすぎ!
内面40歳の高井の影に不思議な魅力を感じ、過ごす中で一緒に進んでるかと思っていた高井の隣に自分がいない事を悟ってしまったカスミ。今回選ばれなかった美奈子がクリスマスに放ったセリフもそういう事なんだろうと。
失恋の痛みを知った高井が、氷室を意識していくんですが今度こそ本当の恋愛に結びつくのか!
ただひとつ盲点だったのは続きもだったという点で、非常に気になる所で終わっているのでもれなく続きが読みたい病に!そして、カスミと初恋の相手の志朗とのその後も気になるんですが!!少しでもいいからそちらも見たい!
うわぁ…3巻!これまた感情を揺さぶられまくりでした!高井が氷室にこだわる気持ちは果たしてLoveなのか?に対して本能のままに赴くけれど、答えは出ない。益々悶々とする内に理屈じゃない執着や苦しさから、一旦楽な方へ逃げ様とするけど、必然と目で追ってしまう強烈な存在感。2周目だからこそ、見えてくる複雑な胸中を抱え揺れ動く高井の想いが確信に!!え?こっちもどうしよう!次巻も気になる!!
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