壁の手がたくした愛
ネタバレ





2025年9月26日
このレビューはネタバレを含みます▼
「壁の手 山田さん」の続編。83頁 星☆4.0 壁の手が「山田さとし」を連れてきた。運命と恋が繋がっていく。
研修先の寮で出会った壁の手と中土涼。彼は左手を壁から解放した。修理の終わった壁は無言だ。喪失感と失恋の傷みで切ない涼。そこへ義手をつけた「山田さとし」本体がやってくる。初めて会う二人。涼は山田がこの世にはいないと思っていた。
20年ぶりに再会できた左手のお礼に訪問した山田さとし。やんちゃな左手より大人の雰囲気で、現場仕事で鍛えた体は大きかった。ノンケの山田だが、涼を見ると”何か”に支配されて「自分じゃない感覚」を持つ。壁の手が残した恋のかけらを拾ったのか、それとも涼の笑顔や熱量に心がざわめいているのか。とても憎い演出。
山田に抱きつく涼もたまらなく可愛い。失った壁の手が戻ってきた感覚だろう。笑顔が伝える気持ち、声で表現できる幸せ。なにより全身で存在を確かめられる喜び。いなくなった左手が、山田さとし本体へ想いを託すようにして始まる恋とはロマンティック。幸せになれる読後感。
最後は二人が繰り広げる高純度のラブ!白抜きなし、修正無しの世界は集中力マックスでどっぷり浸れる。素晴らしい。ありがとうハラキ先生!
※読み放題でも、(内容だけなら)p〇xivでも読める。
研修先の寮で出会った壁の手と中土涼。彼は左手を壁から解放した。修理の終わった壁は無言だ。喪失感と失恋の傷みで切ない涼。そこへ義手をつけた「山田さとし」本体がやってくる。初めて会う二人。涼は山田がこの世にはいないと思っていた。
20年ぶりに再会できた左手のお礼に訪問した山田さとし。やんちゃな左手より大人の雰囲気で、現場仕事で鍛えた体は大きかった。ノンケの山田だが、涼を見ると”何か”に支配されて「自分じゃない感覚」を持つ。壁の手が残した恋のかけらを拾ったのか、それとも涼の笑顔や熱量に心がざわめいているのか。とても憎い演出。
山田に抱きつく涼もたまらなく可愛い。失った壁の手が戻ってきた感覚だろう。笑顔が伝える気持ち、声で表現できる幸せ。なにより全身で存在を確かめられる喜び。いなくなった左手が、山田さとし本体へ想いを託すようにして始まる恋とはロマンティック。幸せになれる読後感。
最後は二人が繰り広げる高純度のラブ!白抜きなし、修正無しの世界は集中力マックスでどっぷり浸れる。素晴らしい。ありがとうハラキ先生!
※読み放題でも、(内容だけなら)p〇xivでも読める。

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