このレビューはネタバレを含みます▼
大学時代の写真研究会の友人で一度体の関係を持とうとして失敗して以降疎遠になっていた壬生と筒美。プロカメラマンになった壬生が実家の旅館を継いでいる筒美と10年ぶりに再会して再び動き出す物語です。
単純な恋愛感情だけじゃなくて相手の才能への嫉妬やコンプレックスが混じり合って拗れた感情。今は趣味程度にしか写真を撮っていない筒美がプロカメラマンである壬生にに対してまだ妬むんだと少し驚きましたが、筒美も写真に対する未練や情熱が燻っていたのかもな。ネガティブにグダグダ考えてる筒美に対して壬生が強引だけど包容力があって良かった。学生時代の壬生はちょっと虚勢張ってる感じであまり好みじゃなかったけど大人になって落ち着いたいい男になってると思う。
積読しといたけど読んで良かった〜。
星4.6