このレビューはネタバレを含みます▼
開始9ページ目にして啓司に「めんどくさい男」のレッテルを貼った私でしたが直後あれれ?となり、2話で「モラハラ男」ぺったんした後おやや?と。結局この2点だけですかね、私が啓司に対しムムッ!?と思ったのは。要は自分に自信が無くて常に不安なんですね。
2巻最初の方でも危うい場面があるんだけど速攻謝りに戻ってきて、思わずいい子よく出来ましたっ!て思っちゃった(笑)そこからは啓司はひたすら可愛かったです。玄関でのチュウ待ちとかもうっ!
というわけで実際は潤也でしたよ、重重で面倒なのは。
この2人現実に存在したら少々関わりにくいかもだけど(その前に2人の方からノーサンキューを食らうだろう)、壁となって見ている分には最高です。こんなピッタリな人とお互いよく出会えたものだと驚嘆しちゃう。
外から何も、誰も入れたくなくて、食べる物も付き合いも制限し全てを管理し、啓司を自分のテリトリー内だけに閉じ込めておきたい潤也。でも潤也は本当はちゃんと理性も持ち合わせていて、自覚もしていて、そういうの解った上で言ってるんですね。だから第9話で、目の据わった過去一ヤバい顔でのトンデモ発言を秒で了承する啓司を、自分で言ったくせに諌めるところ、ここら辺の啓司へのクソデカ感情を持て余し自分でもどうしたらいいのか途方に暮れている様子の描き方が抜群にうまい!「潤也は趣味が悪いな」「お互い様っ」で〆られたこの一連の場面が特に好きでした。
あと合間のおまけ話も好き。ヒリヒリした後でもクスッと笑わせてくれて毎回ホッと出来ました。特に10話と11話の間のおかゆの話。いつも不安そうな顔ばかりしていた啓司だから、その微笑みが泣けてくるほど可愛くて心がほわぁとなりました。ラストなんかもう…!潤也が思った通り愛されたこの人は本当に可愛かった。
あとがきで先生がKingGnuの曲を例に挙げて「閉鎖的な中に慈愛が充満していて」と仰っていますが、まさにこの2人は外部の人間を極力遮断し2人だけの世界を好みます。誰も傷つけず、2人がそれで幸せなら、他人は何も言うことはありませんね。私が言うまでもないでしょうが、これからも愛し倒し愛され倒してください。覗き見させてもらってありがとうございました。すっごく萌えました(笑)