少年と神隠し
」のレビュー

少年と神隠し

ゆき林檎

静かな余韻を楽しみたい方にオススメ

ネタバレ
2026年1月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 星4.5
ゆき林檎先生の7年前の作品で、派手な物語じゃないのに、読み終わって静かに心に余韻が残る作品でした。
テンと修一郎の関係は恋という言葉だけでは表せない深さがあって、愛しているからこそ奪わず、縛らず、ただそばに在り続けるテンの姿が誠実で切なかった。
前世の因縁がありつつも、修一郎が「過去の誰か」を生きるのではなく、今を生きる1人の少年として描かれているのが良くて、だからこそ最後の2人の決断にも意味を感じる。未来を考えると少し寂しいけれど、縁側で過ごす穏やかな時間が2人のこれからを物語っているように思う。
今、SALE中なこともあり、静かな余韻を楽しみたい方にオススメの一作です。
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