花と銀
」のレビュー

花と銀

高橋秀武

芯のある男が恋を自覚していくのが良い!

ネタバレ
2026年1月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 花井さんの「おまえさん」呼びがなんか凄く好きでした。
しかも左右田にだけって特別感も良かったです!

完結してしまって寂しいですが、拗らせた左右田の想いと、色んなしがらみを抱えた花井との行末を見届けられた集大成の様な3巻!!最高でした!元警察官同士が探偵とヤクザとして再会し、一度は断たれた接点が再び結びつく縁。逃したくなくて気持ちが暴走する左右田を色ボケだの面倒くさい男だの思ってた花井が、お人好しで一途な左右田の人間臭さに触れいつの間にか染まっていくのがいいですね!!

ヤクザものではあるけれど、レトロ喫茶サニーでのいかつい子分達との微笑ましいやりとりや、癖しかないキャラとの絡みも交えてこの作品の魅力の一つかと。
組同士のいざこざはあれど血生臭いものは敢えて描かれず、そこに囚われない空気感。
どちらかと言うと花井が警部補の立場を捨て去った経緯や、本来の目的と当て馬となる若頭の飛雄や腐れ縁の松下取締官との関係とそれぞれの思惑や心理戦にドキドキしました。
更に花井自身を抱くような黒牡丹の見せ方が妙に色っぽい。こりゃ皆ギラつく訳だ!
その2人とは違って、なかなかな左右田をけしかける花井も可愛いんだなぁ…気持ちは両手を広げてどうぞ!暴いてなのにね。

もと警察官と私立探偵の勘が働き、全てを知ってからの銀ちゃん呼び!あの顔で見つめられちゃ〜まいっちゃう!もうずっと2人で張り込みしてて欲しかった!

最後の最後に飛雄の暴走からのいざこざあってピンチに陥いるんだけど、2人の連携プレイが見事な終盤。
松下取締官といい2人共空気を読める当て馬っぷりで引き際もスマートなデキる男達。
今度こそようやくご褒美エチ〜!と喜んでたのは、すみません私です!左右田くんに見透かされた!
しかもきみのセ◯クスは重くて面倒くさいのをすっかり忘れてたよ。花井さんと肩透かしを食らいましたが、ちゃんと結ばれて安心しました。ホント何年後とかじゃなくて良かった(笑)
健次の渾身のパフェもようやく認めてもらえたし!皆が笑顔で締めくられた素敵なエンドでした!

最後に高橋先生のモノクロのイメージとは逆に、他作品含め毎回美しいパステルカラーの淡い表紙が印象的なんですが、今回気づいた信号機カラー。もと警察官なだけに?
心境の変化を表してたりとか?…してました?
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