ウリッコ
」のレビュー

ウリッコ

殺野高菜/大森かなた

新宿の深海魚、漫画家を目指す

2026年1月27日
ネカフェで体を売りながら生活をしている女の子が、お金のために漫画家を目指す物語――

2巻まで読了。
タイトルもストーリーもセンシティブ。かなり購入を迷ったけど、読んでよかった。今まで見たことがない漫画家マンガでした。

1巻の表紙…主人公の前髪がギザギザなの。
これ多分、自分でハサミで切ってるのね。目にかかる部分だけ、縦にバツンと。
そこに綺麗に見せようという意思はなく、誰にどんなふうに見られるかなんてどうでもいい。楽にお金が稼げるのなら体も売る……

そんな投げやりな毎日を過ごしていた彼女が、マンガを描くことによって変わってゆく。
「マンガなんて楽勝っしょ」と適当に書き始めたマンガ。
当然、そんなに簡単に描けるわけもなく。速攻で壁にぶち当たるわけですが。
主人公、意外とガッツがあるの。そこからが滅茶苦茶面白い

2巻までは事前と事後の描写はあっても、致してる描写はないです。
生き方もマンガの描き方も滅茶苦茶だけど、ここまで突き抜けてくれるといっそ清々しくて面白い。
とりあえず先入観は横に置いておいて、2巻まで読んでほしい。2巻がとくに面白いです。
果たして彼女は漫画家になれるのか……いや漫画家はなったあとのほうが大変だと思うけど――これからも彼女の行く末を追っていきたいと思います
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