このレビューはネタバレを含みます▼
学生時代好きになり駆け落ちまでしそうだった過去を封印したい宮田と、そのお相手だった岩永のお話。
全編を通して過去の描写は少ないのに、結構何度も過去の話に言及しています。
宮田にとっては黒歴史と連呼しなければ耐えられないくらいまだ過去にし切れていない出来事なのかな、と思ってしまいました。
1巻ではくっ付かず(新鮮w)、2巻では往生際が悪い宮田。
ただ、一度付き合うと覚悟を決めたら肝が据わっているのが良かったです。
個人的にエッチ突入前の情緒台無しなところが気に入りました。
パンツを洗うのが面倒なのは真理(笑)
3巻は前巻でくっ付いた後の蛇足的な話かと思いきや、作品中一番重い話で良い意味で驚かされました。
愛していると言うのが怖いと思う宮田の心情がリアル。
年齢を重ねたからこその悩み。重い。だがそれが良い。
その後の岩永のお母さんにお断りするシーンも良かったです。
自分が嫌だからではなく、恋人に不誠実な真似をさせたくない。
お母さんもそう思うでしょ、ってセリフが凄くすんなり入ってきました。
ただ、新キャラ椙本がとってもウザい!
ワザとだとしたら作者さんは天才!(笑)
とりあえず喋り方が無理…。最後は何だか良いキャラ風になっていましたが、もう少しアクの弱い人であって欲しかった(それはもう椙本ではないw)
ラスト、マンションを見に行こうというのは他のBLでもよく見ますが、権利関係にまで言及されているのがこの作品らしいと感じました。
ちゃっかり宮田。
最初は彼がここまで成長するとは思ってもいませんでした。思わぬ誤算。良い誤算でした。
最後まで読んで初めて良かったと思える作品。楽しく読めました。
積読しまくっていましたが、今読んだからこその面白さだったと思えば積読も意味があったはず(笑)