「神様ゆるして
」のレビュー

神様ゆるして

比古地朔弥

転げ落ち削ぎ落されてみえるもの

2026年3月25日
【期間限定読み放題】
その他大勢と同じレールで過ごしそこからの景色しか知らない私たちは、ある日、脱線した途方もない荒野で何を拠り所に生きてゆくのか。
何とも悶え苦しかった。
禁忌がメインテーマではない作品。
ごまんとあるストーリーに埋もれずに、少し違うところにスポットあてていたという展開にちょっぴり嬉しくなった。
そしてこの無謀な逃避行は兄は自分を見つめ、妹は愛を見つめていたのではないかと思えた。

比古地朔弥作品3作目。
忖度なしでさらけ出させるのが上手い。
そうだ、上手いんだわ。

**306ページ**
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