僕らの青春は歪んでいる【単行本版】
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僕らの青春は歪んでいる【単行本版】

飴玉舐め子

歪みに綻びが生じた時

ネタバレ
2026年5月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ SNSでよい歪みっぷりの2人を見て、気になった作品。
ゾクゾクするような結城の見下したような座った目と、大きな目に涙をいっぱいに浮かべた糸井、このキャラがとても魅力的。
いじめの首謀者といじめられっ子という関係なのに、実はドSとドMで裏で付き合っている、という設定も楽しみでしかない。

2人だけの世界を楽しみ、青春を謳歌していた彼ら、初っ端から良い振り切りっぷりである。
先生の容赦無さが、商業ということでややマイルドに感じたが、よく構成が練られている。
題名の「歪んでいる」はこの2人を指すのだと思っていたが、読み進めるうちに、いじめる者、その世界を壊す者、家族、と、登場人物全員を指しているのだと感じた。
(そう考えると、モブ男がかなりのキーパーソンなのでもう少し良いあだ名を…とも思ったが、最後はやはりモブとして消えたので、あれが合っているのか笑)

均衡が崩れ、2人だけの世界に綻びが生じた時、歪に噛み合っていた関係はどんな音を立てて軋むのか。
その先に待つのが破綻か、あるいはさらに歪で強固な結びつきなのか。
自分のような歪みきった人間には考えつかない、青春的なラストだった。

そしてこの可愛い子ちゃんは誰だ!?となった描き下ろしがとても良かった。
先生の独特の絵柄を活かしたキャラが本当に魅力的。
この可愛い子ちゃんをもっと見たい。

最後に…飴玉舐め子先生は、一体何の飴玉を舐めていらっしゃるのか…とても気になる今日この頃。
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