誘蛾灯に焦がれる
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誘蛾灯に焦がれる

塩味ちる

焦がれる2人

2026年8月29日
新刊即買いの作者様のお一人です。
世に出てすぐに皆さまと感動を分かち合える喜び✨

誘蛾灯のように幾多の男性を引き寄せる魔性の魅力を持った美しい恵一朗。恋愛体質で流されやすい性格は一つ間違えばふしだらな印象になりそうなのに、そう思わせないのが先生の技。過去作のクセありな登場人物もみな心の奥底にある純粋な部分を丁寧に炙りだして、誰もが応援したくなるような人物に仕上げていると思います。
今回は2人のその純粋さや優しさを、現在と過去を行き交う中で本人のモノローグだけでなく表情やそこに出てくるモノやその背景、他の登場人物のセリフに散りばめるあたりが絶妙です。
何より涙の使い方。この涙にグッときます。

ホント拓海くん!年下男子の魅力トッピングが全部のせ。コンビニのケーキをみる度に私もニマニマ思い出しそうです。

誘蛾灯の仄暗さのような切なさや寂しさで胸がしめつけられるのに、この1冊には先生お得意のムチムチとピュアな可愛げがみっちり詰まってます(笑)
そのアンバランスさがいつも大好きです。

夜のとばりの中寂しさを埋め合って過ごしてきた2人が、最後結ばれて朝日を浴びてきらめくこのコントラストはまさにスタンディングオベーション✨
恵一朗は背の高い年上男性ばかり好きになってきたけど、きっとホントは可愛い年下と相性が良かったんだね。拓海を可愛い可愛いと言っている恵一朗も可愛い(笑)

幸せをありがとうございました。

(初レビューですが、日頃レビュアーの皆さまには自分にはない気づきやお宝を発掘させていただき感謝でいっぱいです)
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