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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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  • もっこり半兵衛

    徳弘正也

    異才健在なり。
    2023年2月25日
    時に深い人間の悲しみ、支配階級の理不尽さ残酷さ、虐げられる最底辺弱者への感情移入等を、もういいと言うくらい過激な下ネタで一気に破壊してしまう。安っぽいヒューマニズム等糞喰らえ。歳取ると人間は分別臭い事を言ったり偽善に走ったり。その点、徳弘先生は相変わらず不潔で下品でエロな(賞賛してる)作風を堅持してる。立派です。
  • イカロスの娘

    御厨さと美

    御厨さん最高!
    2023年2月17日
    随分昔の作品なのにとても魅力的な画ですね。会話も洒落ていて鮮度を失ってない様な。当時は人物ばかり注目していましたがメカの描写も素晴らしい。
    今はパソコンで描くのが当たり前みたいになって、だからなおさらペンを駆使して描いているのが心にしみる。訃報に接し再読しました。ケンタウロスの伝説が読みたいです。
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  • 腸よ鼻よ

    島袋全優

    凄まじいモノを見た。
    2023年1月5日
    自身を題材にした凡百の物語はあれど、ここまで壮絶なのはちょっと無いです。ギャグを纏っているので作品としては愉しめますが、こんな業病がわが身に取り憑いたと考えたら人生に絶望しても不思議ではない。フリーダ・カーロを連想してしまいました。作者の病気が平癒することお祈り申し上げます。
    一読して経験した苦痛をことごとく笑いに変える作者のバイタリティー、表現者の執念を感じ、畏敬の念を禁じえません。
  • 女の園の星

    和山やま

    安定の面白さ
    2022年12月8日
    忘れた頃に3冊目ナイスタイミングです。いつもながら全編通して流れるゆるい空気感が良い。
    これは和山ワールドに特有のテイストで、星先生の心の声とか、ひたすら恥ずかしがるJkとか、その逆に全く動じないコが自然体で何かをやらかすそんな話しの連続である。
    それだけのことが何故時に凄まじい迄の破壊力を帯びた可笑しさを生み出すのだろうか、と思う。
    さり気なく周到に仕掛けられたトラップの様なストーリー構成に秘密があるのかも。思うにこの作者さんは誰もが無視してしまう事や、一見無意味である様な人の心理の僅かな揺らぎとかから掬い上げる達人なのかもしれない。そして登場する女のコの背格好も身長体重等ほぼ均一に描かれている事は、本当は不自然である筈なのに、却って視覚的に見やすい効果を生んでいる様に思います。
    それでいてキャラクターがキッチリ描き分けられている画力は本当は驚嘆すべきことじゃないですか。
    などと今更私が言うまでもなく、本当に良いモノは余り他人に軽々しく吹聴したりしたくないものなのです。
  • 裂けたパスポート

    御厨さと美

    再読すると…
    ネタバレ
    2022年10月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最初のラモーの絵が全然違うのに驚き。刑事コロンボみたい。最初は大人のハードボイルド小説か映画みたいだったのが回を重ねるごとにマレッタとの恋愛エピソードになっている様な。まぁそれはそれでいいかな。つくづく思うのは日本も今の中韓と同じ道を辿って来たなあ、と。
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  • 骨董屋優子

    佐和みずえ/三山のぼる

    掘り出し物
    ネタバレ
    2022年6月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 三山さんは存じ上げておりましたが、この作品は迂闊にも初見でした。あまりの面白さにひと晩で5巻読んでしまいました。
    骨董の知識などまるでない私でも充分愉しめたのも原作小説の構成の確かさに三山さんの卓抜した画力が拮抗してこの快作が結実したとおもっています。
    1話毎に充分な頁数を費やしているので読み応えもありお得感がハンパない。

    最後に、骨董を巡るミステリーに対照的な視覚効果を挙げている優子さんの伸びやかな肢体も本当に魅力的でした。
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  • ミワさんなりすます

    青木U平

    描線がたまらない
    ネタバレ
    2022年6月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵の上手い作家さんはいっぱいいますけど青木さんの絵は心に刺さるというか
    私にとってはバックにBGMが流れてるかのような不思議な魅力があると感じます。
    とくに本作品は噓をついてしまったヒロインの動揺が震えるようなタッチの描線で
    非常によく表現できていて感情移入し易いのです。
  • リエゾン

    ヨンチャン/竹村優作

    何でこんなことが出来ない?
    ネタバレ
    2022年3月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 実は以前から時折失敗をやらかして、それは性格から来るものと諦めていました。この漫画を読んで凄く自分に当てはまる、と。根気が続かない、途中で別の事を考えてしまう、空気が読めない、他人の気持ちが理解出来ない、その他色々。それでも何とか今までやってこられたのは親や友人が助けてくれたからなんでしょうね。今更カミングアウトしても、というくだりとても良くわかる。今になって自分が障害者かもしれないとか判ってもねえ。人間は皆どこか病気なんだとおもいます。この漫画に出会えた事を素直に僥倖と思いたいです。
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  • SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん

    長田悠幸/町田一八

    何だかな〜
    2022年3月23日
    最初の設定に戻す為にですか。そんな事どうでもいいくらいに面白かったのに。やむを得ないのかもしれないがモヤモヤしてしまう。
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  • ザ・ファブル

    南勝久

    食わず嫌いはイクナイ
    2022年3月20日
    絵柄とかで敬遠していましたが、読んで見ればこんなにも面白い漫画は久しぶりです。セリフのあいだによく入るー棒もツボです。ヤクザやチンピラの存在感も凄い。この漫画自体が映像作品みたいだから実写化は要らないかな?
  • 木枯し紋次郎

    笹沢左保/小島剛夕

    よくぞ巡り会えた
    ネタバレ
    2022年3月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 中村敦夫の紋次郎をリアルタイムで見てました。マカロニウェスタンをそのまま時代劇に翻案した、何の目的で旅をしているのか明かされないがアウトローの行き方が当時の日本人に受けたんでしょう。好きだったので笹沢左保の原作も読みました。
    無宿渡世人というだけでこころに響くものがあります。フーテンの寅とか。関わりのねえこって、といいながら弱者の為にいつも命をかけるカッコ良さ。
    その動機は正義感などでなく、憐憫の情とか、優しさとか、過酷な渡世の対極にあるもので、其れが琴線に触れるのです。同時代に「子連れ狼」で作画を担当した小島剛夕が「木枯らし紋次郎」を描いていたことを私は迂闊にも知りませんでした。
    この作品に出会えた僥倖に感謝いたします。
  • ハレンチ(浅井さらさ)

    浅井さらさ

    タイトルに騙された
    2022年1月11日
    絵が上手いので買ってしまった。①を読んだら②を読まざるをえない。タイトルといい、悪徳商法ここに極まれり 笑