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シーモア島
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  • 異世界キャバクラ【単話版】

    佐藤ちろ/enem

    意外と面白いw
    2023年9月25日
    夜の店という全く知らない世界を舞台に、謎のポイント稼ぎ競争する女たちの物語?

    全く感情移入となる共感とかできないけど、ある意味怖いもの見たさみたいな感じで面白かった。

    余談だが、中学生ぐらいの時に道徳とか学活とかで、薬物の危険性みたいな授業があったと思うが、これも同じテイストだと思った。
    当方、夜の店とかパ○ンコとか行ったこともないし、行く気もさらさらないが、いっそう行かないと決意した。

    何がって、夜の店に来る男という姿を第三者的に描かれると、あんな醜悪なんだな…と。

    これ、実質もう自制啓発用教材だろw
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  • ダンジョンだらけの異世界に転生したけど僕の恩恵が最難関ダンジョンだった件(コミック) 分冊版

    へるにゃー/まるせい

    量産型なろう作品で、中身は皆無
    2023年9月24日
    転生要素いるか?
    元現代日本人という属性が全く活用できないなら、死に属性つけずに普通に現地人でやったほうがマシだと思うけど…。

    転生要素入れたせいで、中身は中年社会人がガキみたくはしゃいでるというクソ冷める主人公像になってる。
    せめて「体に釣られて精神年齢が引っ張られてる」的な一言入れておけば…。

    まぁ、これは個人的な見解。

    この作品の最大の問題点は、展開が毎度脈絡なさすぎる。
    作者のやりたいことが全面に出てて、合理性とか流れとかが全くない。

    そのせいで、登場人物の生活感や人格が全く見えてこない。

    登場人物の「何を考えて」「何をしたくて」「どうするのか」が全く分からない。

    ただ舞台装置で作者の人形遊びを見てるだけで、登場人物の意思や人格が伝わらない。

    残念ながら、面白い面白くないを論じる土俵に立ってない。
    進研ゼ◯の広告漫画と同じようなもんだろうね。

    好き嫌いが発生するほど中身はない。
    創作作品としては三流。脳死で暇つぶしに見るのにはいいのかもしれない。

    結論。
    読んだ後に何も感じず、記憶にも残らないレベルの虚無漫画。
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  • 転生! 竹中半兵衛 マイナー武将に転生した仲間たちと戦国乱世を生き抜く(コミック) 分冊版

    カズミヤアキラ/青山有

    歴史物としても解像度高い
    2023年9月23日
    色々改変されて、進行上変わってる部分もあるが、かなり精度良く史実をなぞっている。

    なんで、戦国時代に夢の中でパソコン使えるんだ…っていう疑問を無視すれば、結構面白い。

    主人公も、昨今のよくある謎の正義感だけで動くタイプでなく、ちゃんとした考えを持って、やるときには手を汚してでもやらなければいけないという現実的な考えも持ってるのは好感持てる。

    ご都合すぎる展開もなく、「歴史(未来)を知っている」というアドバンテージから来るご都合展開のため、脳死で俺TUEEE作品よりも遥かに高い質がある。

    歴史をテーマにした転生系漫画で、複数の仲間と協力する物語で、これほどクオリティの高い作品はこれぐらいだろう。
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  • その門番、最強につき~追放された防御力9999の戦士、王都の門番として無双する~(コミック) 分冊版

    あまなちた/友橋かめつ

    よくある俺TUEEE系じゃない
    2023年9月23日
    防御力というコンセプトをちゃんと活かして展開される作品で、脳死で出オチのなろう系とは一線を画している。

    ちゃんと、登場人物が独自の人格を持ってるし、心理描写も読者に伝わる。
    それぞれの考えや思惑も分かり、“作者に動かされるコマ”ではなく、その世界の人が紡ぐ人間関係と、そこから派生する展開が描かれている。

    絵柄は少し濃いが、画力も高く安定しているため非常に読みやすい。

    このサイトで読み放題で公開されてる異世界系ファンタジー漫画の中では、トップクラスのクオリティーだろう。
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  • 異世界医療事務

    ぽーよら

    悪くはない…がよくもない
    2023年9月22日
    異世界に国民皆保険制度を作って、みんなが病院に行けるようにしよう…と奮闘する物語なのだが…

    色々ツッコミどころが多すぎる。
    理想論と現実と、自分の日本での価値観を異世界に当てはめて、「これはおかしい!」と改革しようというのは分かるが、それ侵略と変わらんのよ。

    「社会主義じゃ!」って登場人物に言われてるけど、ほんとそれなんよw

    その世界の人が望んでいないことを推し進め、そのために既存の社会を破壊するのはまんま侵略者のやることで、そこにどれだけ先進的で我々現代人からは正しいことであっても、その世界に住む人からしたら悪なんよ。

    しかも、14、15世紀ぐらいの文明力で国民皆保険制度って…。
    現代になって日本の皆保険制度が成立するのは、医療インフラが整ってることもさることながら、保険料が生活の負担にならないぐらいの割合だからだ。

    だが、作中世界での医療費は、普通に1億とか請求されてるだろ。
    つまり、もし本当に皆保険制度が整ったとしても、収入の9割が保険料で勝手に徴収されるような未来にしかならない。

    なぜなら、そもそも経済基盤が産業革命以前の規模しかなく、その日ぐらいの生活をしてる人が多いから。

    もうやってることもも言ってることも、掲げてる理想もすべてその世界で害でしかないムーブをする主人公に、「もう頼むから田舎でスローライフでもして引っ込んでてくれ…」と思ってしまったよ。

    まぁ、作品としてはユニークで面白いが、少しでもリアリティーとか考えたらもう終わりだね。
    ギャグ漫画に分類した方がいいよ。
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  • 天才外科医が異世界で闇医者を始めました。(コミック) 分冊版

    Meke/柊むぅ

    設定も展開も内容も全て死んでる
    2023年9月22日
    漫画『ブラックジャック』が面白いのは、作者の手塚治虫が医学に精通してて、作品に厚みがあるからだ。

    もしブラックジャックの施療が全て『魔法』とかいう(作者にとって)都合のいい方法で片付けられたら、どうだ。

    これは、そういうレベルの話。


    まずそもそも、“天才外科医”とかタイトルつけておいて、作者が“天才キャラ”を作れるだけの知能的な地力がない。
    “外科医”を描写するだけの医学知識もない。

    作者の知能を超えるキャラは作れないんだから、身の丈にあった登場人物を出して物語を作るべき。

    料理を作ったことがない人が、『超絶上手い料理屋のコックの物語』を描こうとするようなもの。

    別に作品の良し悪しに作者の料理の腕が絶対に必要ではないが、「ボクの考えたらさいきょうの料理人」が、魅力的なキャラになるわけが無い。

    ましてや、料理の“切る、焼く、盛り付ける”なんで工程を全て“魔法”で片付け完成品を出すだけの暴挙に出る作品。
    何がしたいのか意味がわからない。

    テーマと演出したい事柄があるなら、いくら創作ファンタジーとはいえ相応の世界観と理屈の筋は通すべき。
    それにはまず、作者がテーマの基礎的な知識を身につけるところから始めよう。

    これは、全てにおいて足りない作品である。
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  • 神眼の勇者(コミック) 分冊版

    白瀬岬/ファースト/晃田ヒカ

    これが噂のマルタ太郎かw
    2023年9月22日
    うーん、IQ2ぐらいを対象の作品かな?

    知能溶かして脳死で読むにしても、流石に限度というものがある。

    こういう作品の服用方法を正しく理解できる日が来るのだろうか…。
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  • 異世界フリマ~骨董屋の息子が捨て素材で一攫千金狙います!~

    入江達

    商売したいの?冒険したいの?
    2023年9月22日
    異世界×フリマっていうアイディア自体は、独創性があって面白いとは思う。

    だけど、開いてみれば中身は量産型なろう冒険ファンタジーの凡作。

    しかも、商売したいのか冒険したいのかよく分からん欲張りセットで、しかもどっちつかず。
    両方とも浅いし面白くもないという致命的な欠陥。

    やるなら商売特化で冒険要素はおまけ程度の方がまだマシだった説。

    それから、一番気になるのはーー

    …あのさぁ、商売したいならその世界の基礎的な経済基盤ぐらい世界観練ってからやろうよ。

    別に創作作品で、異世界の経済システムとか、交易基盤とかを詳しく描写する必要はないし、そんなの相当腕がないと面白く描けないし、読者にとっても苦痛な説明になるから省くのは全然いいんだが、そもそも全く練られてないってのは論外でしょうに。

    ペラペラの世界観で、商売みたいな必ず相手との利益相反から生まれる駆け引きが必要なテーマを扱うのに、その根底の価値観が構築できないのは作品として死んでる。

    脳死で楽しむ作品に厳密な考証の必要性を説くのはナンセンスだが、いくらなんでも浅すぎる。
    もう少し土台の世界観を練ってから作ればよかったのに。

    ところどころで「作者が世界観何も考えてない。経済とか学んだことない。」というのが滲み出てて面白さ半減どころかマイナスである。

    作品内に描写しなくても、ちゃんと練られていれば節々で感じられるし、それをしてこその題材でしょうに。

    この作品は、ノリと勢いだけで異世界×フリマというオリジナリティーで大海に漕ぎ出したが、そもそも作者が船の扱いを全く知らずに湾内から出れるほどの立派な船でないことを自覚してない悲しい宿命を背負った作品だと言える。


    ただ、世界観がちゃんと練られれば、ある程度のクオリティは担保されると予想される。
    まぁ、この作品はもう手遅れだけれど。
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  • 無職の最強賢者~ジョブが得られず追放されたが、ゲームの知識で異世界最強~(コミック) 分冊版

    若林裕介/可換環

    内容がない。テンプレばかりの味のない作品
    2023年9月22日
    どこかで見た内容を繰り返すだけの味のしない作品である。
    オリジナリティーもなければユーモアもない。

    ただ淡々とテンプレ内容が流れていくだけで、起伏もなく感情を揺らす描写もない。

    味のしないガム…いや、ただのゴムを噛んでいるのと変わらない。

    登場人物に魅力がない。
    展開にワクワク感もない。
    主人公に信念も人情も一貫性もない。
    クスッと笑えるユーモアもない。
    なるほど、と感心できる知的要素もない。

    この作品の良はさ何があるか、私には分からない。

    画力は高くて見やすいが、文字情報が薄すぎて目が滑る。
    読み放題分16話まで見終わって、マジで何も印象が残らないぐらい内容がない。

    記憶が飛んだのかと疑うレベル。

    面白い/面白くないを評価する次元に届いてない。
    味のしないゴムを食べさせられて「美味しい?」と聞かれても、「いや、美味しいとか以前の問題だろ…」という感じである。

    まだ辞書読んだ方が、「学び」という部分で価値があるし、辞書の方が面白い説まである。
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  • クラス転移で俺だけハブられたので、同級生ハーレム作ることにした(コミック) 分冊版

    もりたかたかし/新双ロリス

    倫理観ゼロの終わってる作品
    2023年9月22日
    「触れただけで女性をいいなりにできるスキルなんて、そんな奴が隣にいたら女子たちが安心できないだろ?」
    「悪いがこのクラスから出ていってくれないか」

    ↑当然では?

    主人公「人のこと勝手に決めつけて!」

    ……頭大丈夫か、この主人公(作者)


    実際、数ページ後には同級生洗脳して野外でやべぇプレイしてんのに…。

    主人公の本性ちゃんと見抜いて追放した委員長、有能だろ。
    むしろ、この主人公やばいだろ。この展開で無理なく行けると思ってる作者もヤベェよ…。

    エロ漫画でももうちょっとまともな合理性つけるだろ。


    別に、主人公に女子を洗脳するスキルを持たせることも、主人公の性格が歪みまくってることも、作品の展開次第では全然いいと思うよ。

    でも、この作品は、まずそもそも主人公が相当のクズで、クラスからも信用されてないのが伝わるぐらい、日頃の行いが悪いことが見て取れる。

    にも関わらず、「人のこと勝手に決めつけて!」
    とかいい出して、「追放された」という被害者ポジを掲げて愚行に走ることを正当化しようとしてるけど、全く読者の共感を得られない。

    例えるなら、罪なき人が冤罪にかけられ、警察に捕まり過酷な尋問を受けたい→「俺を陥れた検察に復讐してやる!」
    これは分かる。

    だがこの作品は、前科者が手にナイフ持ってて、殺人現場にいて捕まったのに「俺は何もしてないのに!人のこと決めつけて!警察許さん!」
    とかやってる構図。


    作画のレベルは高くて、絵柄もモダンで見やすい。
    コマ割りが若干違和感あるところがあるが、画力は高いし安定している。
    正直、話の内容に比べて豚に真珠である。
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  • ウィッチ殺竜ゼミナール~転生賢者は魔女の学園で竜殺しを目指す~

    天宮ケイリ/ロケット商会

    序盤数ページでIQ2ぐらいの作品だと分か
    2023年9月22日
    序盤の数ページで、なんの苦もなく読み進めるなら、楽しめる作品だと思う。

    だが、序盤で少しでも違和感感じたら、その違和感は作中でずっと付きまとう。
    そもそも作者が“合理性”や“リアリティー”を全く考えていない。
    いくらファンタジーでも、流石にこれは酷い。

    話の内容や展開以前に、世界観が飲み込めなくて楽しむ以前の問題。
    ずっと頭の中で「???」で占められる。

    なんというか物語を読むのではなく、全く理解できない道具の説明書を読んでいるのに近い。
  • 鋼鉄(ハガネ)の戦士、異世界にて伝説の英雄となる

    八尾匠/森脇かみん

    “天才”とするなら、天才要素を出そうよ
    2023年9月22日
    よくある異世界俺TUEEEE系作品の、魔法要素がパワードスーツになっただけの凡作。

    主人公に天才属性を付与させたいんだろうが、登場人物の知能は作者を越えれないという残酷な現実によって、全く活かされてないただの死に設定。

    異世界×魔法×パワードスーツというところだけが斬新ではあるが、それを除くともはやただの量産系なろうま漫画と変わらない。


    作画の作り込みと画力は高い点は評価できるが、いかんせん話自体がそこまで面白くないため、猫に小判である。

    総評としては、あらすじが一番面白く、この作品のピーク。
    中身を読むにつれてどんどん興味を失っていく稀有な作品である。
  • 二度目の転生は兜でした

    はらまさき/セキモト

    内容“は”非常に面白い
    2023年9月22日
    絵柄と画力が内容に釣り合っていない。
    もっと絵やコマ割りが上手ければ、より作品の魅力を高めていただよう。

    内容は、意外としっかりあるし、話の筋道もある。

    シリアスとギャグの境界が曖昧で、多少散らかってる感はあるが、それでも話の大筋と大切な登場人物の心理描写はしっかり描かれてるため、そこまで気になることもない。

    気になる点は、既に主人公が強く、強いことが伝説として残されているために、それ以上の評価(報酬)が物語として展開できないこと。
    どれだけ鎧を揃えて力を取り戻しても、それは「全盛期に近づいた」だけであり、主人公の成長ではない。

    つまり、物語の根幹部分に前進・進歩要素がなく、あくまでも「ヒロインの助力」や「世直し」の様な部分に限定される。

    言ってしまえば、水戸黄門方式である。

    序盤は世界観の展開や怒涛の新キャラ登場、テンプレではない斬新な戦いなどがあり非常に面白いが、この作品の世界観が構築されていくにつれ、段々と退屈さを感じる様になる不安はある。

    今後も序盤の様な飽きのない話が展開されるのなら、良作と言えるだろう。
  • 異世界還りのおっさんは終末世界で無双する【分冊版】

    羽々音色/ダンタガワ

    異世界系とは違った面白さがある
    2023年9月21日
    ゾンビパニック物語に、異世界俺TUEEE要素を組み合わせた作品。
    5話までで登場人物がほぼ2人しかいない点もあり、それぞれの心情も緻密に描かれてる点はポイント高い。
    展開自体も早くてグダることはないし、出だしは順調だと思う。

    今後の展開次第ではあるが、異世界の能力をどう活用するか。生存者との関係や、政府組織、自衛隊などが残ってる場合、自分の異端な力とどう関係を構築し描写していくかで良作が駄作かに真っ二つに分かれるだろう。

    この手の異世界帰還系で、自分の能力周囲に隠す作品は多いが、この作品の展開的には、しっかり開示して、その上で生まれる勢力関係や両者の思惑なんかがリアルに描かれたら神作品になると思う。

    逆に、あくまで隠し通す様なスタンスで、そういう政治な細々とした描写をせずに単に「異世界能力俺だけTUEEE」だけを脳死でやるなら、凡作以下だと思う。

    つまり、現代社会を基盤にした世界観をしっかり活用できるかが問われる。
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  • 隣の席になった美少女が惚れさせようとからかってくるがいつの間にか返り討ちにしていた(コミック)分冊版

    宮古蜂/荒三水

    クスッと笑えるラブコメ風コメディ漫画
    2023年9月20日
    主人公に好感持てないが、漫画の展開自体はとても面白い。
    ところどころにクスッと笑えるネタや流れが散りばめられており、読み飽きることのない作品だった。

    ジャンルが「ファンタジー」「異世界」とあるが、これはただのが学園ラブコメディ。

    だが、内容、描写、登場人物の心理描写まで非常に満足のいく作品だと思う。
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  • 異世界失踪調査局 ~異世界へ消えた人たちにもなにやら事情があるようです~

    あまね周

    発想とテンポの良さは満点
    2023年9月20日
    昨今の異世界ブームの裏では、こういう機関も立ちますわなw
    意外と面白く、テンポも良くて読み進めれた。

    まぁ内容を深く考察するのは馬鹿馬鹿しい程薄いが、ギャグコメディ的なもだと割り切れば結構いい作品かなと。

    ただ、主人公(男)に魅力が皆無。
    相棒の女が主人公なのかな?だとしても、色々足りない。

    正直、この作品で一番魅力があるのは、序盤に飛ばされた魔王君とヒロインはシスターでしょ。

    主人公ポジションの二人に、もう少し魅力があれば良かったと思う。
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  • バートレット英雄譚~スローライフしたいのにできない弱小貴族奮闘記~【分冊版】

    上谷岩清/三國大和/桧野ひなこ

    作者は未開拓地でサバイバルを経験すべき
    2023年9月20日
    そもそも論で、現代のサバイバルで最も慣れた軍人であっても4人程度でその日暮らしが精一杯。

    「村を作る」とか「文明を発展させる」には、食料確保要員の他に人的資源が必要で、無人島や未開拓地域でサバイバル以上のことをするなら、最低でも20人規模は必要とされている。

    ーという正論パンチを、架空の物語にするのはナンセンスだが、全般に言えることは「サバイバル生活舐めすぎだろ」という感想。登山やキャンプを一度でもしたことがある人なら、こんな描写は非現実的すぎて受け入れれないし困惑する。
    「全て現実に準拠しろ」とか言う気はさらさらないが、作品としての説得力が著しく欠如している。

    現実と乖離した設定や展開をするなら、作者が『現実からどれぐらい乖離した展開にしているか』を把握していないと成り立たない。
    この作品からは、そもそも作者が“現実”の認識が甘いというか見識が浅いというか、『どれくらい無理のある展開なのか』が認識できていない点が致命的。

    極端な話、主人公が手から火球を出すのは現実的にはあり得ないが、『魔法』という解決策を用意することで、読者は「魔法があるから手から火球が出せるんだよね」と納得できる。

    だが、この作者はそもそも「現実では手から火球は出せない」という認識がないせいで、作中で『魔法』のような読者の納得する解決策を用意しないまま、いきなり主人公が手から火球を出したりしてる様なもの。

    現実と違うことをするなら、相応の解決策・納得案を用意し描写する必要があるし、そのためには作者が作品展開で、現実とどれだけ乖離しているかを把握してないと成立しない。

    それから、現代人の転生要素は全く生かされてない。
    今後活かされる展開があるのかも知れないが、12巻まで読んでほとんど死に設定。

    これは個人的な見解だが、そもそも現代人の強みは文明の利器の仕組みや技術の知識であって、文明の基礎を築く力は現地人よりも劣るだろ。

    例え話、もしも現代人が主人公の立場に置かれたら『よし、未開拓地域での0から村を作ろう!』よりも、『未開拓地域では自分の利点(現代知識)はほぼ役に立たないから、街にいるうちに蒸気機関車などのアイディアを人を使って実用化し、自身の有用性を示そう』でしょ。

    【総評】
    主人公(作者)がなにをしたいのかが終始理解できない。
    もう少し見識を広めてから書いた方がいいと思う。
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  • 勇者の出番ねぇからっ!! ~異世界転生するけど俺は脇役と言われました~ コミック版(分冊版)

    根岸真知子/草薙刃

    個人的には楽しめたが、万人受けはしない
    2023年9月20日
    読み放題分(15話まで)だけではありますが。

    女侍らせて「主人公様流石です!」の接待プレイしない時点で良作。
    主人公の目的が明確で、動機にもある程度共感できる。

    作品全体として気になった点は、
    主人公が空挺部隊に配属されてた程の軍人なのに、軍人要素が死んでる。軍オタレベルの設定にしておいた方が設定として正しく納得できる。空挺部隊員を舐めてるのか、空挺部隊という肩書きだけ付けたかっただけで、やってることは軍オタレベルで整合性が取れてない。

    それから、振り返っての感想で物事を進めることが多い。
    「〜ってことがあったなぁ」で片付けられ、数コマ分で時間が想像以上に流れている。
    「いや、そこを描写しろよ!」と。日記かよw

    作画は安定しているし、飛び抜けて上手というほどではないが、読み易い。

    おそらく15話以降でヒロインが出てくるのだろうが、そこまでヒロインなしは賛否が分かれるだろう。

    けど、個人的に不必要に女を侍らせ、何の魅力もやい主人公に脳死好き好きビーム出すヒロインを出すぐらいなら、癖のある師匠との変な関係性を描写された方が読み応えがあって面白いと思う。

    総論としては、個人的には楽しめたし、昨今流行りの主体性皆無の中身空っぽの主人公を、周りが持ち上げて読者の承認欲求満たすような作品より、主人公に筋が通ってて主体性のある“生きてる登場人物”であるだけで良作だと評価したい。

    内容や世界観の設定なんかは、正直ペラペラ感が拭えないが、今後深掘りされてけば多少は厚みが増すのでは。今後に期待したい。

    なお、いわゆるなろう系の承認欲求を満たすような漫画ではないので、そういうものを望んで読む人には全く評価されないだろう。
    ジャンプ系の修行と日常パートを足して2で割ったような話が永遠と続いてるため、カタルシスの様なものは期待しない方がいい。

    必要以上に「主人公万歳!」をする必要はないが、努力には相応の成果、物事の解決には相応の評価を用意(描写)した方が良かったと思う。

    まぁ、15以降でまとめて報酬与えてドーパミン出る展開なのかも知れないが…。
    小まめに読者のストレスに対して報酬回路刺激する様な描写を少し挟む方が、離脱する人は少ないでしょう。

    星評価は5にしてるが、実際は3.5ぐらいが妥当。
    ただ、他の人の評価のバランス的に平均値が下がってるため、あえて5にして平均を上げておく。
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  • 白衣の英雄(コミック) 分冊版

    とよはたつばさ/九重十造

    登場人物は作者の知能を越えれないという最
    2023年9月20日
    【良い点】画力が高い。ヒロインが可愛い。背景描写が丁寧でとても見やすい。
    【悪い点】内容が薄い。行き当たりばったりの展開。会話が筋道ありきで不自然すぎる。
    登場人物が舞台装置でしかなく、そこに魂が宿る気配が全くない。主人公視点でならギリ成立するかもしれないが、主人公以外の視点で考えたら意味不明なキチムーブが多すぎる。
    登場人物が全て、“作者の考える展開の都合で動かされてる感”が出過ぎてて、“一人の人格”というものが全くない。


    最後に、【最大の欠点】タイトル通りの最大の欠陥。
    『科学者』を名乗るなら、多少なりとも科学者的な要素を見せてくれ…。
    他作品を例に出して悪いが、『Dr.Stone』ほどの科学知識無双をしろとは言わないが、作者がろくな下調べもせずに魔法という都合のいい要素で法理の説明を省き、全く科学的な要素がない。
    そればかりか、『科学者』を名乗らなくても、現代人の常識程度のことをドヤる姿には天才?科学者?とゲシュタルト崩壊する。

    何が辛いって、もう序盤で主人公は頭悪そうだし、科学者としても体をなしてないのが露呈してるのに、ずって「天才科学者風」を装って描写されてるのが痛々しい。中学生の頃の俺を見てるようで悶え苦しむ。

    文系の考えた「ボクの考えたさいきょうの科学者」なのかもしれないが、これは世の中の科学者全般に喧嘩売ってるのかと疑うレベル。

    タイトルに釣られて読んだが後悔してる。

    主人公を中学3年性ぐらいの設定にしておけばよかったのでは?と思う。それならある程度ガバガバでも成立するだろうし。多少の無知を晒しても「まだ子どもだし、大人のようにはいかないよな」と解釈し納得できる。

    だが、これは違う。

    天才的な科学者を謳っておきながら、自分のような理系卒の落ちこぼれのような人ですら「こいつ何がしたいんや…」と困惑させる科学者(笑)。

    エヴァの碇シンジは中学生だから成立する。
    あれを軍の大佐級の天才パイロットという設定にしてあの内容では無理があるでしょ。

    『ブラックジャック』は、手塚治虫が医学を学んだから描ける漫画で、素人が天才医師を描くのは難しいでしょ。

    これはそういう次元の話。

    “科学者”の知見が全くないのなら、主人公を科学者にすべきでないし、するなら作者が相応の知識と見識をつけて、作品内に落とし込み説得力を持たせるべき。
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  • 捨てられおっさんと邪神様の異世界開拓生活 ~スローライフと村造り、時々ぎっくり腰~ コミック版(分冊版)

    森貴夕貴/天野ハザマ

    人間関係が一切ない。
    ネタバレ
    2023年9月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ キラキライキリ主人公じゃない点は好感持てる。
    三十路のぎっくり腰なんかのバッドステータスがあるのもなかなか面白い。
    おっさんが奮闘して村作りをするところも、どこかゲーム的な進行を見ているようで面白さはある。

    だが、全体を通して神々としかやりとりしてない。
    神を相手に人間関係物語が成立してないし、人間関係を描写したいなら、人智を超えた存在を相手にするのは無理がある。

    読者に「神=人間的な情緒を持つ人間的な存在」と認識させて主人公との関係性を描くなら分かる。
    だが、この作品では神々には権能があって超越視点から主人公を達観している。

    だから「神=人智を超えた存在」なのに、「主人公が関わるのは神しかいない=人間的情緒のやりとりが一切存在しない」という欠陥構造。

    他作品出して悪いが、例えば『ダンまち』や『このすば』の神々は、神という肩書きがあってもほぼ人間と変わらないから、人間と同じ苦悩や情緒が生まれ、共感が生まれる。
    だから、主人公との関係に“(神と人でも)人との関係性”というものが生まれ描写される。

    だか、この作品には“人との関係性”が一切ない。

    言い方悪いが、人類を超越したAIと永遠に会話しているのと変わらん。
    そこには「人との関係性」がない。

    詰まるところ、この作品は、会話相手は人間感情を持たないAIしかいないという環境下で、AIの指示で村を作るおっさんの物語と変わらない。