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今月(11月1日~11月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 悪役令嬢たちは揺るがない

    赤羽にな/八月八/春野薫久

    2巻まで。貴族とはこう在るもの!
    ネタバレ
    2025年8月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ これまで読んだ天然風聖女ハーレム状態パターンの話では、何で正統派貴族がこんな失礼なヤツに我慢したり忖度せにゃあかんねん!と憤りを感じておりましたが、今回は、その聖女をキレイサッパリ、スッキリバッサリ切って悪役令嬢と言われる皆が幸せになる物語です!
    1話目は、王子エーリクの婚約者侯爵令嬢セラフィーナ編。
    聖女に対して、貴方が同じ土俵に立てていると思って?と言う完全論破。聖女はエーリクに縋るも、手を振り払い微塵もそんな気が無かった事を表して、2人で国を守って行く決意が素晴らしい!
    2話目は、セラフィーナ取り巻きの子爵令嬢サンドラ編。
    婚約者のオルヴァが聖女の取り巻きとなり、サンドラを貶める様な言動を繰り返す。聖女の恥知らずな言動にもモヤモヤを抱えていたけど、セラフィーナの貴族の立場を解く台詞に覚醒。サッパリと婚約解消へ。焦るオルヴァは続く3話目にザマァです。
    3話目は、オルヴァの弟ジェラルド編。
    幼い頃から兄オルヴァと比べられて来たけど、サンドラの、自分の長所で役に立つのが素晴らしいことという台詞で奮起。気持ちを抑える事を止めサンドラへプロポーズ!サンドラは頭も切れるジェラルドのプロポーズを受け、ひとまずハッピーエンド。この先は、この家の後継者がオルヴァかジェラルドかどちらになるか見物です。
    4話目は、セラフィーナのもう一人の取り巻き、聖女の後見家の令嬢ベルナルデッタ編。
    頭も良く真面目なベルナルデッタが聖女を教育するも、聖女は真面目に教育を受けない。その上、ベルナルデッタの弟サウリが聖女の取り巻きになり、一緒になってベルナルデッタを責める始末。私は何も出来ないと俯く彼女を、セラフィーナと留学生のリュシアンが真の価値を説き、ベルナルデッタを目覚めさせます。ここも後継者がサウリかベルナルデッタどちらになるかが気になるのと、リュシアンのプロポーズは一旦無くなったみたいだけど、最後のシーンが意味有りげで楽しみです。
    この話の全てに、聖女が空気を読まずイラッとポイント全開で絡んで来るのですが、スカッと切ってくれるので非常に面白いです!是非ご一読を!早く次が出ないかな。
  • 誰かこの状況を説明してください! ~契約から始まるウェディング~

    木野咲カズラ/徒然花

    10巻まで。素敵なハッピーエンド!
    ネタバレ
    2025年2月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 訳あり公爵と貧乏貴族令嬢が、本当の幸せを掴む物語です!
    前向きで可愛い貧乏貴族令嬢のヴィオラは、自分は愛人の元で暮らすからお飾り妻に、という公爵家のサーシスさまからの契約結婚の申し出を受けます。
    嫁いだヴィオラは、契約条件は考えたら素晴らしいことと捉え、持ち前の明るさと優しさで、お屋敷の皆と公爵家の生活環境を過ごしやすい素敵な場所へ変えて行きます。その中で、歪な状態だったお屋敷と皆は明るさを取り戻していきます。
    サーシスさまは、愛人のカレンデュラとお屋敷の別邸で暮らしながらも、変わっていく公爵邸を実感します。そして、屋敷の皆と笑うヴィオラを見て、どんな環境でも前向きに頑張るヴィオラと、早くに譲られた家督と見目の麗しさに寄せられるプレッシャーで愛人に逃げていた自分を比べ、子供だった自分を自覚し、態度を改めて行きます。
    自覚した後のヴィオラへの急接近も、愛人からの逃げ方も、それはちょっとサーシスさま!と思いましたが、やはり自分の行動のツケは自分に還って来るものです。
    先ずは愛人カレンデュラの件ですが、本当は大人なカレンデュラのおかげで、キレイな形でお別れ出来ます。後々、このカレンデュラがちょっとだけですが登場し、2人のために活躍してくれる位に円満なお別れでした!
    しかし、ヴィオラは難関。天然もあって、今更自分が好きと言われても困ります状態からのスタート。この辺がタイトルの「誰かこの状況を」になるのかと(笑)それでも、本当に心を入れ替えた公爵さまは、様々なトラブル、困難にも負けずに愛を伝えて行きます。
    巻が進む毎にサーシスさまは、中身も本当に格好よくなり、中盤からの溺愛具合も満点!お飾り妻から愛され妻に大変革。そのサーシスさまの想いは、めでたくヴィオラの心を動かし、10巻でひとまずのハッピーエンド!
    物語自体はまだ続くとのことですが、正直、10巻もかけてここまでハッピーエンドになったので、またトラブルになる2人を見るのは忍びなく。一旦ここで購入は終わりにします。面白かった!
  • ベル・プペーのスパダリ婚約~「好みじゃない」と言われた人形姫、我慢をやめたら皇子がデレデレになった。実に愛い!~(コミック)【分冊版】

    朝霧あさき/セレン

    無料版のみ。いやもう最高!!
    ネタバレ
    2024年12月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ コミカライズの無料分読んで、直ぐさま原作小説を購入!!
    それ程に作者様の癖である設定が素晴らし過ぎる!!原作は1巻で一応完結していますが、1と付いているので続篇に超絶希望を抱いております!!
    人形姫と言われるレティと、赤い瞳の呪われ王子と呼ばれるジルの物語。(原作はハッピーエンド!)
    実はレティは魔導具で性別を変え、メッチャ漢前(この感じ重要)の龍帝としても活躍している。そのレティに、呪われ王子との縁談。レティは自分の目で見るものを信じると縁談を受け、ジルの本当の姿を知りジルに嫁ぐと決める。ジルは、今まで寄せられる呪いの言葉に傷付けられて、生きる事も諦めそうになっていたけれど、レティの言葉と愛の深さで覚醒。
    トラブルを真正面から解決して行くレティ(龍帝)のカッコ良さと、そこに並ぶジルの明晰な頭脳と色気ある佇まいの素敵さに言葉もありません。コミカライズの先生の絵が素晴らし過ぎる!!綺麗過ぎて眩しいっ!!!
    まだ始まったばかりですが、出来れば、原作であまり詳しく語られなかった、ジル殿下の治世の下、レティの兄上様方含めどんな風に過ごして行くのかまで見られたら嬉しいなぁ。切実に!!単行本早く出ないかなぁ。すぐ買います!
  • ブサ猫に変えられた気弱令嬢ですが、最恐の軍人公爵に拾われて気絶寸前です(コミック)

    オオトリ/岡達英茉/日下コウ

    3巻まで。元師かっこいいー🖤
    ネタバレ
    2024年12月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 妹エミリアの呪術によってブサネコに変えられた真っ直ぐな主人公マリー(猫名シフォン)が、トラブルを乗り越えて無敗の公爵と恐れられている、本当は優しくて素敵なメルク元師とハッピーエンドになるお話!
    最初に言いたい!何が素敵って、絵がメッチャキレイで上手い!!特に、軍服元師の立ち姿😍鼻血!流行りの令嬢モノ?もよく読みますが、キャラの姿が残念な事も少なくない中、個人の好みですがこちらは体のラインの綺麗さとかがドンピシャ!服や背景の描き込みもホントにキレイです!
    物語も、1つ1つのエピソードが伏線を持ち、回収しながら進みます。マリーのエミリア含む家族という形への葛藤や、メルク元師の無敗の軍人という立場から受ける対応への複雑な想いなど丁寧に追っていて、何と言うか、心がきゅっとなる場面も多かったです。
    その2人が、互いを知らずに手紙だけで出会い、やり取りするシーンは映画の様でとても素敵でした!
    その上、今時ならこの3巻の次の展開として、元師を狙う高飛車勘違い令嬢が出て来てー…とかなりそうなのに、ここで完結なのも素敵です!(ハッピーエンド主義主張)
    また、更に良いなと思ったのは、マリーの今までの想いと、犯人な妹エミリアの想いも描いてまるっと完結になったところ。ギャフン展開も大好きですが、それだけではなく犯人側の気持ちも含めて完結させるところは素晴らしいです!
    ただ、惜しむらくは、恋多き男と見せかけて本当は憧れたエメライン王女への想いを諦められなかった元師の弟アルフォンソと、メルク元師の親友?なエメライン王女の、芽生えそうな恋の行方や、独占欲強めのメルク元師とマリーの甘々な新婚生活の描写はない!完結は素晴らしいけれど、そこだけ番外編とか出してくれないだろうか!!と心から願うハートフルなお話でした。是非、ご一読を!
  • 冷酷皇帝は人質王女を溺愛中

    あのねノネ/奏舞音/comet

    2巻まで。かっ…カワ💗
    ネタバレ
    2024年11月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 冷酷にならなければ生きて来られなかった、格好良過ぎる皇帝ヴァルトと、政略結婚で嫁いで来た、自国では理不尽な扱いを受けていた素直で可愛い第三王女である主人公フェルリナ、この2人がきっと幸せになる物語。(原作もまだ完結してないのできっとは願望です(笑))
    フェルリナは、嫁いで来て早々に起きた自身の暗殺未遂事件で、本当ならヴァルトに贈るつもりだったぬいぐるみに魂が入ってしまいます。しかしそれがきっかけで、ヴァルトからの誤解が解け、フェルリナの体に戻ることも含めて、この秘密がバレないように2人で手を取り合って色々な問題に立ち向かっていきます。
    フェルリナは生家の酷さ、ヴァルトは今置かれている立場の難しさと、お互い色々背景は複雑なのですが…。
    ヴァルトの、ぬいぐるみに対する可愛さ…いや、もうこれはフェルリナ?への反応に大いに共感出来ますよ!可愛い過ぎますってー。
    1巻を読んだ時点であまりの面白さとぬいぐるみの可愛らしさにやられ、原作を購入し読んでしまいました。ハッピーエンドの最終型は分かりませんが、是非、2人のイチャイチャなところが見たいです!しかし…何度も言いますが、可愛いいっ!!可愛すぎるんですよぬいぐるみがっ!!!
    悶えるヴァルト皇帝と同じ気持ち全開ですが、2巻でも物語は序盤でしょうか。ヴァルトの国にある古の遺品に纏る謎もまだまだ先は見えません。
    けれど2人の時間がお互いの心を溶かして、愛もゆっくりと育まれていきます!クスッとくる場面が多く和みますが、物語の主軸自体はシリアスなのがまた面白く、本当におすすめです!絵もとってもキレイ!…ぬいぐるみを抱いて政務する皇帝を生で拝みたい!!原作をどこまでコミカライズするか分かりませんが楽しみ。次巻いつかなぁ。
  • どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます

    セレン/碧貴子/すらだまみ

    4巻まで。こんのクソ王太子がぁ!!!!
    ネタバレ
    2024年11月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ と…2巻までは思ってました。リュシリュール…お前本気で言ってんのか?アニエスお前もか!!と主人公2人に対して思ったシーンは、1つや2つではありません(笑)
    このお話はとても「拗らせてる」2人が、複雑に絡まった想いの糸を解いて、幸せになる物語です。
    国を運営していく、その重い現実の中で、幼い頃の2人の素直な想いは結べないまま拗れてしまいます。
    原因は、環境や周りの大人にもあると思いますが、それにしても2巻までのリュシエールは客観的に見てホントにヒドイ(笑)アニエスがホントに可哀想。
    けれどお互いを想う気持ちは本物だったことがやっと実を結び、紆余曲折の出来事を経て拗れが解けます。
    この解けるまでの心の機微が、シーン毎にとても丁寧に描かれていて、それはツライよねぇ…と感情移入。
    後半のお互いの想いをぶつけ合うシーンでは、アニエスの気持ちはもうギリギリで、え?ダメになっちゃうの?とハラハラしたけど、ここでやっと素直になれた2人を見てグッと来てしまいました。
    途中で邪魔して来る性悪女もいますが、蓋を開けてみれば背景も相まって、少しだけ可哀想と言えなくもないかなと思います。
    2人のエチシーンは、お互いの想いがすれ違ったままの切ないシチュエーションですが、絵がとても上手いし、結果ハッピーエンドだからそこはもう良しです(笑)裸体のラインとか、甘い台詞も、Sっぽいところも、とにかく全シーンきれいで素敵でした!
    スッキリした読後は、想う相手に気持ちを伝える大切さを実感出来ると思います!是非ご一読を!
  • 悪虐聖女ですが、愛する旦那さまのお役に立ちたいです。(とはいえ、嫌われているのですが)

    提灯あんこ/雨川透子/小田すずか

    3巻まで。幸せの形は難しいけど、素敵。
    ネタバレ
    2024年9月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 悪虐聖女と呼ばれたシャーロットが、稀代の魔術師であるオズヴァルトさまと幸せを掴むまでのお話です。
    記憶喪失となって目覚めたシャーロットが、既に夫であるオズヴァルトさまに一目惚れ。記憶のないシャーロットは、その恋心を大切にオズヴァルトさまの幸せだけを願って生きて行きます。
    このオズヴァルトさま命!のシャーロットの行動が一途で、とても可愛くいじらしい(笑)しかしシャーロット自身は覚えていませんが、記憶喪失前に操られる形ではあるものの悪虐と言われる行いをしています。
    そして、ややこしくもツライ出生の背景を持つオズヴァルトさま。自分を縛るための政略結婚相手でもあるシャーロットを、その悪行もあって嫌っています。が、様々な経験の中で、自身の生まれた時の出来事もシャーロットの行いの事も、真実を知って行きます。
    この後、全てを知った上で、シャーロットを愛するようになる理知的なオズヴァルトさまがとても格好いい!!
    オズヴァルトさまを目障りに思う王子との対戦で魔法使ってるオズヴァルトさまがスゴく格好いい!!(2回目)
    シャーロットの気持ちがとても分かります(笑)
    全ての真実が明るみに出たところで、ひとまず2人はハッピーエンドです。
    小説はこのコミカライズ後の続編もあるそうで、出来ればこの王位継承権主張後の展開と、オズヴァルトさまの甘い想いを受けるシャーロットの2人の生活が見たかった!
    ただ、他の方のコメにもあるように、理由はあったにせよシャーロットの悪行はなかなかのもの。ラストにきっとこれからの2人が、支え合いながら償って行くのだろうなと感じられる場面はあるのですが、素直に祝福できるかどうかは人によるかと思います。
    ああ、でもやっぱり続きが知りたい。小説を買おうかな…と悩んでいます(笑)そのくらいは個人的には大好きで、オススメです!是非ご一読を!
  • 今度は絶対に邪魔しませんっ!

    はるかわ陽/空谷玲奈

    5巻まで。人の心は難しい…
    ネタバレ
    2024年2月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ お話自体は貴族令嬢の後悔からのやり直しモノ。
    主人公のヴィオレットはじめ、登場人物の皆さま、若干ビターな過去というか背景をお持ちのため、物語にとても深みがあります。
    やり直し原因の妹メアリージュンとの関係、絶対にヴィオレットが好きで、やり直しの事も知ってるっぽい出自が複雑な級友ユランとの関係、ヴィオレットが、自分の価値を愛される事で確かめたかったクローディア王子との関係。
    それぞれの関係が、学園生活の中での色々な出来事を経て進んで行き、あっという間に5巻まで読んでしまいました。
    5巻ではついにクローディア王子がヴィオレットに婚約を申し込みますが、ユランも行動に出て…と、新刊出たばかりなのに次巻を泣いて待ちます状態(笑)
    個人的には、ユランも良いけどクローディア王子と結ばれて欲しい!!と切に願います。庶民出身のメアリージュンにヴィオレットが貴族の立場を説くシーンなど、心に残る場面も多い作品です。読み応えあり!