たぬたぬさん

漫画好きであれば少なくとも名前くらいは知られている話題の漫画です。キャラクターや設定、ストーリーなどとても面白いですが、後半キャラがどんどん死んでいくので、うっかり推しを作ると死亡orいつ死ぬかビクビクする、になります。アニメも作画声優ともに良作なので試しに読んでみると良いと思います。

バレーを題材にした漫画で面白いです。主人公はある部分で人より少し秀でた所はあるものの、それは絶対ではなくスポーツ選手としてはいろいろ足りないものだらけでスタートします。そんな彼が永遠のライバルでもある相棒や先輩、他校のライバルなど様々な人と出会い経験していくなかで大きく成長しバレーに生きるお話です。話の展開も面白いですし、なにより魅力的なのは主人公含めキャラが魅力的であることです。誰が主人公になっても楽しめる、そんな魅力的なキャラがそれぞれの立場やバレーへの想いを抱えながら高校3年間のバレー人生にめいいっぱい力を注ぎ取り組んでいくのを見るのはとても眩しく、羨ましくもあります。
いろいろなスポーツ漫画を読んできましたが、良い意味で現実に引き戻される事なく楽しめるスポーツ漫画です。

漫画、ドラマに映画など関連作は全部チェックしてます。
整くんは一風変わった人間ですが、かといって尖りすぎず超人的過ぎず、読んでいて面白いです。彼が様々な人や事件と関わっていく中でいろいろな考えが出てくるのですが、なるほどなぁと考えさせられるセリフが多々あります。私のこれまでの人生の中で迷った時辛いときに、整くんの言葉を言ってもらえたなら、少し意識が楽になった事もあったのかなぁ、と思ったりもしました。
事件の謎も十分面白いので、謎解き系が好きな人も楽しめると思いますよ。

家族に虐げられて…ってヒロインの話が最近多い気がしますが、個人的にはこの作品が走りな気がします。（異論は認めます）
幼い頃から虐げられてきたから故の自己への自信のなさでいっぱいだったヒロインが、ヒーローと出逢う愛を交わしていく中で成長していく姿は、心に来ます。幸せになって（泣）と親戚のおばちゃん気分になります。
星1個マイナスなのは、丁寧に描いてる分進みがゆっくりなので、小説1巻完結分が漫画で描き終わるのにどのくらいかかるのかしら…と思ったからです。

まず作画がとてもキレイです。キャラはもちろん戦闘シーンや死霊の描写とかとても上手です。
お話に関しては、異世界から見た目悪役っぽいのが倒されて転移してくるのが始まりです。他の方も言ってますが、主人公そっちかい！ってなりました(笑)
主人公が強キャラ感と独自の価値観を持っていて、一概にいい人とは言えないけど、内に入れたものはちゃんと大事にするキャラです。
いろんな伏線だったり偶然だと考えていたことがそうじゃなかったりと、話的に面白いですが、こういう系統に慣れてないとちょっとややこしいと感じるかもしれません。自分なりに考察して読んだりする方は好きかと思います。