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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 夜明けの唄【単行本版】

    ユノイチカ

    うーん
    2023年6月6日
    既刊は全て読ませて頂いております。勿論、皆様のレビュー通りお話も絵柄もとても素晴らしいと思います。ですが、なんといいますか、私はあまり入り込めなかったです。申し訳ありません。なんでなのか言葉にしたいのですが、どうも難しい。読み返そうと思えなくて。アルトくんの成長だったり、エルヴァ様の儚さや強さといった部分、その二人のまどろっこしいほどに微笑ましくなる恋の進展、ほのぼのとシリアスの割合とか、徐々に明かされていく謎とか、惹き付ける要素が満載なのです。めちゃめちゃお腹いっぱいにしてもらえます。なんでなんだろう……。ハマる人には、といった所でしょうか。わがままでしかないのですけれど、アルトくんがエルヴァ様に対して憧れから恋に変わったところがもうちょい知りたかったな。少年から青年までの8年がすっぽぬけて、想い人になってからのお話なんですよね。だから、兄弟のような二人だったのに、すぐにエルヴァ様大好き大好き!ときたものですから、少し置いてきぼりを食らってしまいました(というか、私が脳内補完すればよいだけです、すみません)恋愛のお話というよりも、島や村を守る為に戦う「かんなぎ」という存在についての謎とかファンタジー要素の方が多めなので、そういうの大好物!という方には是非是非読んで頂きたい。二人の交わりの濃度も少しずつ上がってきていますし、良いとこどりな作品です。おすすめ。結末は知りたいので、次巻が出ればきっと購入すると思います。
  • 滅法矢鱈と弱気にキス【コミックス版】

    腰乃

    これがよい
    ネタバレ
    2023年6月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 腰乃先生の作品は何冊か読んでおりますが、それらと違う点はオメガバースものだということだけ。「絵柄が~」というコメントを時たま見かけますが、とにかくまず読んでいただきたいのです。単純に面白いですから。どこかにぶっ刺さるはずです。濃厚な絡みとかほぼありません。でも面白いから全然いい。むしろそれがいい。続きが気になる。二人はどうなるの?もう私は腰乃先生から逃れられません。2巻も待ちに待っていました。あなたもきっとそうなるはず。お話の内容は安定、安心のユーモアたっぷりで文字もたっぷりのらしさ爆裂の作品になっております。ページ数に関わらず読み応えがありますので私は気合いをいれて読んでます笑。そうじゃないと置いてきぼりをくらうのです。またそこが腰乃先生作品の癖になるポイントというか。嫌ではないのです。何度も読み返してしまうのですよね。吹き出しの外の細かい台詞や笑える箇所を見つけて読み込むのが大好きです。読んでて楽しいんですよ。まるで自分が二人の周りにいる人たちの一員になれたような感覚にしてくれるというか。リアリティとまではいきませんが、まあ普通そういうリアクションになるよな、を腰乃先生は拾ってくださる。表現が難しいのですが。運命の番っていわれたってそんな簡単に「ああそうですか」と受け入れられるわけないし、本音なんかもっと言えるわけない。すぐに甘い言葉だって吐けないし、体の関係だって勿論のこと。でも、本能はそれを待っててはくれない。運命なんですもの二人は。こっちは夢中になって二人を応援したくもなる。どうか早く気付いてくれ、と。恋治くんがいらんこと言う場面ではこちらもあちゃーと頭を抱えるし、静香さんの弱気な部分を見せられると頑張って大丈夫だよって。そんななかでも、静香さんのオメガとしての健気な一面を恋治くんがキチンと一つずつ噛み砕いて自分で納得して飲み込んで前に進んでくれる所がすごくすごく素敵にみえる。ただただ真っ直ぐで正直な良い子なんですよね。なんだかんだと騒ぎながらも、お互いを唯一無二な存在であるということを受け入れつつある二人。しかし、まだ番契約にはいたらない。恋治くんにはその覚悟はないだろうし、そんな彼を静香さんもそこまで頼れない。そして、ヒートがおとずれます。どうなるのか。次巻が待ち遠しい。早く来年にならないかなぁ。
  • シャングリラの鳥

    座裏屋蘭丸

    もう(泣)
    ネタバレ
    2023年6月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 既刊は全て読んでおりますが、レビューを書くのは初めてなので拙い文章をお許しください。簡潔に言えば、めちゃめちゃ良かったです。是非迷わずに真っ直ぐに買って下さい。既刊を読んでいらっしゃるあなたなら大丈夫です。裏切りません。言わずもがな素敵な表紙。美しい筋肉!紙を買おうかと迷うほど配信を待ちに待っていました(読み終わってからやっぱり紙で欲しいとなっているところです)なので、すぐにカートへ。304ページというボリュームに驚きつつページをめくっていきますが、もうあっという間でした。これまでは教育期間としてフィー専属だったアポロでしたが、あっけなく終わってしまいます。ですが、それをきっかけに、二人の距離がますます近づいていきます。近づくにつれお互いに自分以外には触れさせたくない、触れてほしくないという独占欲が芽生えていく。しかし、仕事は仕事。だから仕方ないと自らに言い聞かせますが、フィーはイライラを募らせアポロはフィー以外の試情夫にしんどさを感じてしまっている。そして、ある場面をアポロが目撃。フィーに対して乱暴な扱いをする客が気に入らない、でも言えない。だってそれが彼の仕事だから。あぁ!!じれったい!!でも、それが好き!!アポロは相手を思うあまり直接的な言葉が少ないし、フィーは相手の心情を読み取るのは得意なくせに自分の感情にはてんで鈍感。それでも少しずつ想いを通じ合わせていく二人が切ないやら愛おしいやら。アポロの随所に滲む優しさに甘えるフィーがこれまた可愛いんですよ。先生が表現なさる褐色ゆえの肌のなまやかさって、言葉にならない健康的な良さがありますね。強気なエロさというのか。二人の交わりにもどんどん熱がこもっていくのですが、それより日常での些細な触れあいの甘さったら。もうお互いが特別な存在になってるのに、気付いていない!ああ、もうだめです。台詞がないコマでも視線の動きとか、触れたいのに引っ込めてしまう手とか、こちらに予想させてくれる余白がある漫画ってたまらないですよね。終わらないでくれと願いながらページをめくっていくとめちゃくちゃ良いシーンで終わってしまった。恋に落ちたら楽園追放のルールを二人は破るのか、秘密を貫くのか。二人の進展の他にも、シャングリラの周辺の不穏な動きは、これからどうなっていくのか。フィーの過去が現在にどう繋がってくるのか。次巻も気長に楽しみに待ってます!