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今月(10月1日~10月31日)
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シーモア島


投稿レビュー
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手が印象的なおはなし2025年9月20日2巻通して、顔を近付けて笑い合う2人の笑顔がすごくかわいくて印象的なのですが、さらに手の描写が本当にすごい!
1巻では桐生の別れてからもずっと指輪を着け続けている手が切なくて印象的で、2巻では尽の桐生を愛で包み込むようなあたたかい手が印象的でした。
1巻と2巻では雰囲気というか空気の温度が違うのですが、それぞれどちらも素敵な空気感のお話しです。
長く一緒にいると、見えなくなることも見えすぎちゃうことも有耶無耶にしてしまうこともたくさんあって、一度離れてみて分かるそこに残ったただ好きという思い。
2人の心情が表情や手、動作などでとても丁寧に描かれていて、でも大袈裟すぎず語りすぎず自然で、だからこの切なくともあたたかい空気感なのかなぁと思いました。
2巻での尽と桐生のやりとりを見てから1巻を読み返すと、尽の悩みや葛藤、桐生の後悔や別れたくない気持ちがより感じられて、1巻だけでも素晴らしく好きな作品だったのに2巻でさらに大大大好きになりました!
この作品に出会えたことに感謝しています。いいね
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初めてのガイドバース2025年9月10日俺の世界、俺の全て。
これぞ一番好きな関係性!激重!!だけど甘い!!
初めてのガイドバースだったのですが、この設定がさらにお互いが唯一無二の存在ということを強調していて、内容も分かりやすく受け入れやすいものでした。
尊がそれはそれは愛されて育った光属性で、強さも図太さもあざとさも危うさも持ち合わせていて、そりゃ"俺の全て"になるよね〜となる魅力の持ち主。
愛は重たいけれど、尊の光と暁臣の闇がちょうどいいバランスなので話は重たすぎなくて甘々です。
いつも尊に引っ付いてる大型犬の宵が可愛くて、今後尊のスピリットアニマルも出てくると思うと楽しみです。
1巻で暁臣がしれっと尊と一緒に寝ているのが好きだったので、3巻以降ももっと見たいです!
そして願わくば、いつかお兄さんと祈吏さんのスピンオフも見てみたいな…と思いました。 -
言葉や型にとらわれない愛2025年9月2日アロマンティックに悩む侑と記憶喪失の牧緒が互いに救い救われるお話。
二人の悲しい過去や出会いが少しずつパズルのピースを埋めていくように明らかになっていくので、時系列で混乱する人もいるかもしれません。
二人の今を形作る過去が本当につらく悲しくて、でもそこに今の二人の心境との矛盾はなく、ストーリーとしてきちんと作られていてすごいなと思いました。
その分、話が重めではあると思います。
一緒にいたいだけなのに、なぜ恋人や友人といった言葉に当てはめなくてはならないのか。それって同性愛とかアロマンティックとかそういう言葉や型に当てはめようとするのと同じなのかな…って思い至り、考えさせられました。
きっと侑自身も過去の出来事から自分のことを型にはめてしまっていたのでしょう。
元々愛情深かった侑は牧緒と出会ったことで、暴力的で支配的な行為だと思っていたものが、牧緒を愛し救うことができる行為だと気付いたんですよね。
不可視の愛を知る
素晴らしいタイトルだと思います。
言葉や型にとらわれない愛を二人で育んでいってほしいです。いいね
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赤い靴の素晴らしい結末2025年9月2日お互いがお互いのファムファタールでありオムファタールで、互いを狂わせ合うことしか出来ず、愛するあまりすれ違うどころか何も噛み合わない2人は痛みを伴う破滅の道を歩むしかなくて…。
破滅的な描写が多いので好みは分かれると思います。
薄暗いつらい展開が続きますが、そこには"そばにいたい"という本当に単純なたった一つの願いと、"愛してる"という真っ直ぐな想いしかないんですよね。
アダムに支えてもらわないと一人では歩けないハイヒールを履くユーリ、ユーリに履かせるためだけに呪いの赤いハイヒールを作り続けるアダム。
赤い靴のように止まることができないほど踊り狂った2人の結末がとても明るくとても自由で素晴らしかったです。
途中の狂った雰囲気も好きですが、最後の2人の姿が納得のいく終わり方で本当に素晴らしくて大好きです。
叔父ミハイルのお話もとても好きでした。いいね
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悪魔からの重い愛2025年7月16日試し読みでレビュー評価を落とされているのは正直悲しいです。後半が素晴らしいのに…。
何も与えてくれない祈るだけの神よりも、見守り与えてくれる悪魔を信仰し愛すエリヤのお話しですが、ストーリー後半で悪魔からの愛の独白もあります。
ルースさんがどれだけエリヤとの再会を待っていたか、どれほどエリヤの願いを切望していたか、このストーリーの最高潮を見届けてほしい。
直接的な愛情表現はありません。表情から読み取れるものもあまりありません。ハグもキスもありません。愛してるの告白もありません。
でも、悪魔がどれほど重い愛を抱えているか、最後まで読んでほしいです。
分かりにくく直接的な表現もないため好みが分かれるかもしれませんが、ラスト30ページで一気に分かる悪魔の激重感情、私は大好きでした。
2巻も読みましたので少しだけ追記を。
ヨハネのまるで神や天使のような慈愛とルースさんのまるで人間のような愛の渇望が素晴らしかったです。
求めるのも振り回されるのも悪魔側というのがこの作品の好きなところです。
1巻120ページ2巻80ページ。
コマも左から右へと読むので注意が必要です。 -
誰もが抱えているもの2025年7月16日誰もが抱えている"満たされないナニカ"の描き方が上手だなぁと思います。だから不倫ものだけど分かる部分もあったりして、もっと読みたいという気持ちになるのかもしれない。
読者目線では、吉田さんは店長が"いまの結婚生活で満たされているもの"も"満たされていないナニカ=いま吉田さんが満たしてくれているもの"も全てを満たしてくれる存在なのにな…と思うんですけど、店長は吉田さんの真意が分からないから、いま満たされている部分の結婚生活を手放せないんですよね。
吉田さんが大きな一歩を踏み出さないとずっと不倫関係のままなんだろうけど、難しくてもどかしい。
店長と吉田さんのハピエンを祈っていますが、正直不倫ものということで覚悟もしています。唯一の希望は、奥さんとの関係性から見るにこの2人なら笑いながら円満に離婚して後味が悪くならなそうな点でしょうか。
絶妙な心情や表情の描き方や、日常の差し込み方、背景の描き込み具合も素晴らしいと思います。 -
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ブロマンスな男子高校生2025年5月18日とっても好きです。何回でも読み返したい。
どちらも恋を自覚していないブロマンスな男子高校生たちの可愛い日常。だけど、どちらかが自覚したらすぐにお付き合いしそうなくらいの距離感、最高です。
お互いの機微に気付くし、誕生日には喜ぶものをあげたいし、一緒にいないと調子が狂うし、相手が大事にしているものを大事にしてあげたい。そんなストーリーが本当に癒されます。
なにより、箕野くんが不器用だけどまっすぐで本当にかわいいんですよね。
例えお付き合いしてもしなくても、卒業後の二人も見てみたいし社会人になった二人も見てみたい。シリーズとして見たいくらいこの二人が好きです。ずーっと一緒にいてほしい!! -
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