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レビュー

今月(11月1日~11月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • あしたあさってそれからいつか

    いちかわ壱

    タイミングというか、ほんの僅かな差
    ネタバレ
    2025年11月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様買いです。
    エロよりもストーリーを重視する人向けだと思います。

    九州に住むマイナス思考な秋と
    東京の大学生で夏休みに九州に来た駿介と
    転勤で九州に戻ってきた秋の元彼の孝之のお話です。

    孝之と駿介、ともに遠距離になるタイミングで秋と別れることになるんですけど、最終的にくっついた駿介と孝之の差は何なのか?と考えると、タイミングとかほんの僅かな差だと思うんです。

    孝之と付き合ってる時は、誰にも言えない関係に常に後ろめたさがあり、孝之が言葉足らずで想いを伝えないため愛されてる自覚は1ミリもない。更に、孝之が秋がゲイで自分と付き合ってることを秋の父に伝えた日にタイミング悪く父が交通事故にあってしまって…
    孝之は秋と遠距離になっても続けていけると思っていたからこそ、秋の父親に打ち明けて、秋の罪悪感をなくし、自分のことも認めて欲しかったんじゃないかな?

    駿介と秋がくっ付いたのも、駿介が、孝之とは違って秋への想いをキチンと言葉にして伝えていたというのもあるとは思うのですが、最大はタイミングなんじゃないかなと思います。
    駿介と付き合ってる時はもう父親にはゲイだとバレていたし、初めてのお付き合いじゃないというのも大きいですし、何と言っても、捨てられたと思っていた孝之に本当は愛されていて自分が捨てた側だったこと、そして駿介にも同じことをしてしまっていることを孝之がわからせてくれたお陰だと思うんです。
    逆だったら…初めて付き合ったのが駿介だったら、続いてたかなぁ?そんな風に考えるほど、孝之が可哀想に思えるほどいい奴でした。
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  • 青と陽炎

    ドンドン

    これこそアオハル!三角関係!!
    2025年11月6日
    学生ものの三角関係。
    全員が本当に良い子で、全員の気持ちがそれぞれ「わかるよ!」って思うので、読んでるとずっと甘酸っぱいというか、こっぱずかしいというか、とにかく続きが気になって仕方ないです。
    3人の名前が、星座の夏の大三角形からきてることを考えると、ベガとアルタイルが最後くっつくのかな?それとも、そうはいかないのかな??
    三角関係ものに誰も傷つかず幸せ…という結末は無いと思いますが、最後は皆が笑顔なことを願ってます!
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  • 午前2時まで君のもの

    奥田枠

    一途で思いやりにあふれた愛の物語
    ネタバレ
    2025年10月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 事故の後遺症で、事故以降のことは新しく記憶することができず、寝たらその日のことは忘れてしまう道夫と、道夫の中学からの親友の恭一の物語。

    お互いに、今の関係を失うのが怖くて気持ちを伝えられずにいた2人は、道夫の事故をきっかけに関係に変化が。

    道夫が買ってくれたスモークチキンサンドを食べ、道夫が幾度と無く訪れた江古田に住み続け、おそらく道夫の為に在宅に切り替え、道夫との思い出に囲まれて生きる恭一。

    紆余曲折を経て2人の思いが通じた後、終電に乗って自宅に帰るために部屋を後にすることなくベッドで眠る道夫の携帯にある「朝起きたらみることリスト」を道夫が生きやすいように書き換え、自分を、自分を愛してることさえ覚えていてくれたら、それだけで幸せなんだ…と祈るように道夫の寝顔を見つめ続けた恭一の思いやりにあふれた愛に涙です😢

    2人の未来のために変わろうとする恭一に、道夫がふともらした「幸せだなぁ」という一言で、この2人にはお互いしかないんだなぁとしみじみ感じ、これからの2人はお互いを大切に、幸せを噛みしめながら生きていくんだろうなぁと感じて、最後ハッピーエンドで良かったです。

    道夫パパ、懐の大きな素敵パパでした!
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  • コッコとのこと

    三田六十

    多くの人に読んで欲しい作品
    2025年9月28日
    購入前にレビューを読んでから買いたい気持ちはわかりますが、とにかく、ネタバレを読むことなく、この作品を読んで欲しい!買って間違いないです!!心が浄化されます。
    もっともっと多くの方に読んでもらって愛されて欲しい作品です。
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  • べな

    こふで

    鬼の子と人の子の愛と成長の物語
    ネタバレ
    2025年9月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 双子の片割れの壱と鬼の子べなが見世物小屋で出会い、お互いを好きになり、成長しながら、愛を深めてゆく物語。
    今まで時代物を敬遠していましたが、手を出してみて良かった!
    絵は緻密でそこはかとなく色気が漂い、物語の作りがしっかりしていて、安心の作品。
    壱とべなだけでなく、周りも巻き込んで、最後は大団円。
    最後、特にダンゾウと文助のやり取りを読んで、暖かい気持ちになりました。
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  • only you,only

    麻生ミツ晃

    読み応えのある作品
    ネタバレ
    2025年7月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 10年以上も前の作品ですが、麻生先生らしさ全開の作品で、丁寧に描かれた心情に引き込まれます。
    ただ1点、須藤に病気が発覚しなかったらどうなっていたのか…
    その辺りがモヤるので、☆4つとしました。
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  • 夜明けのポラリス

    嘉島ちあき

    切なかった…
    2025年7月20日
    既読にならないメッセージとか色々グッときましたが、一番胸にズンときたのは柊真でした。
    2巻のラストと3巻のラストでの柊真に一番心を持って行かれました。
    1巻で止めずに、是非ラストまで読んで欲しい作品です。
    いいね
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  • リセット

    いちかわ壱

    作者様のあとがき
    ネタバレ
    2025年5月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ リセットのみを読んだ感想です。
    相思相愛なはずの2人が拗らせにもほどがある!ほど拗らせてます。
    読者の私は2人それぞれの想いを読ませてもらってるので、焦れったくなりますが、確かに実際は当事者には見えないこともあるよなぁと思うし、番外編の短編集読んでも、そうだよねぇ周りはそう思うよねぇ…な気持ちになります。
    恋愛事に第三者が入り込むとロクなことないと思ってるのですが、更に2人は拗らせて、最終的にリセット!な結末を迎えます。
    最後の方、受けが、ん?とひっかかることゆってましたが、作者様があとがきで「いいラスト……!!」って仰ってたので、2人ハッピーエンドなんだろうなって思ってます。
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  • 王子と乞食

    河井英槻

    タイトルについて考える
    ネタバレ
    2025年5月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルは「王子と乞食」で2巻の表紙を見るとカイとユキのことだと思っていました。
    確かにカイは圧倒的な光属性のキラキラ力でユキだけではなく周りの人も魅了し、才能にも溢れた正に王子様!でした。
    しかし、全て読み終わった後には「2人の王子と1人の乞食」だったように思えます。
    バスカヴィルは愛されることなく育ったのではないでしょうか?そのため、愛し方を知らず、一方的な思いのみで、ユキが欲しがっていた「永遠の愛」を誓えなかった。熱を出して寝込むユキに寄り添うバスカヴィル…確かに愛はあったのに…。バスカヴィルは王子になることができたのに、なりえなかったキャラのように思えます。
    とにかく、同性愛は死罪という時代にも関わらず、2人が共に生きていく選択をしたというハッピーエンドで良かったです。それまでの色々な出来事を思うと感無量でした。3巻の描き下ろしには胸がギュッとなりました。
    それにしても、カイとユキ、バスカヴィルとユキだけではなく、ユキとキャサリン、ルイスとバスカヴィル、カイとアダムス…本当に様々な人間関係が素晴らしく、心に残る作品でした。
  • 番が幼くなりまして 世話焼きΩのαごっこ【単行本版】

    近藤旭

    オメガバのリバ
    2025年5月1日
    試し読みだけで、リバがあることを知らずに購入しました。
    リバは全て拒否!なタイプではありませんが、オメガバの世界で、Ω×αの必然性がどうしても理解できませんでした。
  • 能美先輩の弁明

    大麦こあら

    読後の満足感がすごい
    2025年4月27日
    1巻で完結する作品は、内容が良くても、読後、アッサリとした感覚になるものも多い中、この作品は一冊の中に無駄がなく、少しずつ感情が揺れ動いていく様子を感じ取ることができて、読み終わった後、良い作品に巡り会えた!!と幸せな気持ちになりました。BLアワード総合一位も納得です。
    先輩の自己肯定感が低くなった理由のお兄さんとか…そのあたりが続編で描かれるのでしょうか?楽しみです。
  • 5人の王

    絵歩/恵庭

    レビューの大切さを知る
    ネタバレ
    2025年4月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ファンタジーBLとしてオススメされていて、試し読みで世界観がしっかりしていて面白そうだったので一気に購入しました。
    しかし、9巻で青の王がルリを抱いていただけでなく、妊娠させていたことを知って、購入を後悔。
    ただのファンタジー作品ではなくBL作品であるのなら、その必然性は必須だと思います。
    跡継ぎが必要な世界ではない上に、ルリ自体が好かれるようなキャラでもないし、青の王のキャラ設定(主人公に一途)にもブレが生じてしまい、作品の満足度を下げているとしか思えませんでした。
    これを指摘する評価の低いレビューが沢山あったことに気づき、これからは購入前にレビューをキチンと確認しよう!と気づかせてもらいました。
  • 愛だなんて言わないから

    日暮くれ

    それは愛としか思えない行動
    2025年4月12日
    BLはファンタジー…ですが、この作品はあまりにもリアルに感じます。誰もが、え?今のってどういう意味なのかな?どう思ってるのかな?とか迷ったり悩んだりするように、悩んで、すれ違ったりしていますが、相手の幸せを思いやる優しい人達ばかりで、それが愛なんだよ!と言ってあげたくなります。
    最後まで読むと、続編連載決定とあるのですが…待ちますので、必ず続きを…この後の彼らを描いていただきたいです!
    作者様が、「愛だなんて知らないし」のその後や、聖人達の話を商業番外編という形でダウンロード販売されてますので、そちらも必読です!
  • 初恋のあとさき

    日高ショーコ

    シグナル三部作の三作品目
    ネタバレ
    2025年3月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ シグナル、嵐のあと…に続く、シリーズ三作品目。
    どの作品もCPが変わりますが、今作は嵐のあとで榊のパートナーだった美山とその初めての相手仁科のお話です。
    高校の頃の2人の馴れ初めから初めてにいたり、その結果、美山が何故あそこまで拗らせてしまったのか…が丁寧に描かれ、最後まで一気に読んでしまうこと間違いなしです。
    ただし、最後まで読むと、このCPはリバってることがわかるので、それがNGな人は注意が必要です。
    また、嵐のあとのその後のお話も入ってます。
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  • 恋愛体質 恋を知らない僕が君を愛するまで【単行本版】

    近藤旭

    2巻後半からが本番
    ネタバレ
    2025年3月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前半は攻めの一宮くんのトラウマを受けの深山さんが手伝って克服する話。ゲロまみれのチューは深山さんがどれだけ一宮くんのトラウマをなくしてあげたいか伝わってきて、良かったです。
    問題は後半の深山さんパート。深山さんが幼少期に兄から受けた仕打ちに始まる闇が深くて深くて…
    そんな深山さんを一宮くんが愛情をそそいで救う物語です。
    重めのお話が好きな人には刺さる素敵なお話だと思います。
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  • NIGHTS BEFORE NIGHT

    ナツメカズキ

    切なすぎる…
    ネタバレ
    2025年2月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ MO DSの春が主人公で、時雨との過去も描かれた作品。
    自分と同じ境遇のシロと出会い、時雨なら救ってくれるだろうと引き合わせた結果、愛する時雨がシロに入れ込んでいくのを間近で見ていてどんな気持ちだったんだろう(泣)
    時雨は汚れ仕事で心が死んでいく中、春に癒されていて、でも立場的にどこにも行けないとわかっていたのに、シロを救うために街を出ることを決意…春を置いて(泣) 最後に自ら春に会いに行き、去るときに春になんと声をかけたのか…気になります。愛してる?幸せになれ?…とかなのでしょうか?
    その言葉は春には届いていなくて…
    春は、自分の行動の果てに、愛する人を喪ってしまった…
    ずっと後悔しながらも時雨を想い続ける春が切なすぎます。時雨の分もシロを救おうとしてるし、諸々片付いて、時雨のお墓参りの時ですら、シロの報告してるし…(泣)
    そんな春に雪鷹があらわれてくれて本当に良かった。時雨には言えなかった「愛してる」を今度は伝えることができて、良かった。
  • リバース

    麻生ミツ晃

    底なしの深い愛
    2025年2月21日
    読み進めていくと判明する円の深い愛、その覚悟が凄まじい作品。
    ボリュームもあり、内容も濃くて、読後にとても満足感を得られます。
    作者さまがこの後の話を同人誌で描かれているので、そちらも読むことをオススメします。
    BLを嗜む全ての人に読むことをオススメしたい!!
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  • ワールズエンドブルーバード【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】

    星名あんじ

    壮大なストーリーと純愛
    ネタバレ
    2025年2月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 壮大な近未来SFファンタジーの世界で、グアンとレイ2人の純愛が描かれてました。始まりが不穏なので最後までドキドキしながら読み進めましたが、最後はハピエンなので、そこは安心して、この素晴らしく練られた世界観を楽しみながら、2人の愛の行方を見守りつつ読み進めてほしい。
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