久しぶりに泣いた、ちょっとウルっととかポロッとじゃなくて、まるで自分が主人公になったように泣いてしまった。私はもう死にそうなくらい大人なので、高校生の話はあまり読まないんだけど「むせるくらいの…」を見てその天才的な絵の上手さに引き寄せられて、他の作品も読んでみたくて購入してみた。
きっとこんなに上手く人生は回らないかも知れないけど、お互いある意味色の無い世界で生きて来た2人が、共鳴しあって彩られて行く、苦しいほど真っ直ぐで美しい。久しぶりに人間ていいなって、人生は素晴らしいってクサイ事も言えちゃいそうな清々しい読後感でした。
このレビューを打っていても涙が出てしまう。
素晴らしい作品をありがとう。