美麗な絵で描かれる皇宮ファンタジー。
亜人の藍月と第四皇子の天燿をメインに、多くのキャラクターが登場するが、
物語が進むにつれ、それぞれの背景が深掘りされていき、最初は好きではなかったキャラクターにも徐々に愛着が湧いてくる。
舞台の世界では、亜人は人から差別され、虐げられる存在。
皇宮では、皇族はそれぞれ1人の亜人を従獣とし、主従関係を結ぶ。
立場や身分を超えた従獣との絆が物語を通して描かれている。
藍月と天燿だけでなく、江凱と墨、前皇帝と疆虎、それぞれの絆とお互いへの想いが胸に響く。
天燿は、人と亜人が平等に生きられる世界を目指し、藍月と歩んでいる。二人が共に生きられる幸せな未来を楽しみに最後まで見届けたい物語。